寮の部屋
マーク先生曰く「入学式お疲れ様でした。今日は皆さん疲れたと思いますし、部屋の整理もしなくてはならないと思いますのでこれで解散です。では、さようなら」
だそうなので、皆一斉に教室を出た。
寮の部屋はどのようになっているかとても楽しみだ。しかし、王宮以外の部屋に入るのは初めてなので緊張もしている。
私は意を決してドアノブに手をかけた。
ガチャっとドアノブを回すと
「うわっーーー」
なんとドアを開けた瞬間に山積みにされていた荷物が私に向かって倒れてきた。
ドォーン
「いったた、もーお父様一体どれだけの荷物を送らせたのですか?部屋に入り切らないなんて・・・」
さてこの荷物はどうしようか・・・
途方に暮れていた時後ろから大丈夫ですか?お嬢様と声がかかった。
私は驚き後ろを見ると、私の側近であるマリーが立っていた。
「うぇーん、マリー助けて」
私は藁にもすがる思いでマリーに抱きついた。
「これは・・・陛下とうとうやりましたね、いつかは娘ラブな所が隠しきれなくなるとは思っていましたが・・・こちらに来てみて正解でしたね」
マリーは苦笑いをしてそう言った。
「さて、これではお嬢様がお休みに慣れないのである程度の荷物を残して送り返しましょうか。お嬢様も手伝ってくださいませ」
今度はニッコニコな笑顔で言った。本当はやりたくないけど仕方がない。
片付ける事2時間
ようやく私が住めるくらいまで荷物が減った。
これ、私が1から1人でやってたら凄いことになってたんじゃ・・・
恐ろしいから考えないようにしよっと。
「マリーありがとう!お陰で早く休めるよ」
私はそう言うとマリーはいえいえと笑って言った。
するとマリーは思い出したかのように
「あっ、そうそうお嬢様。ここでは側近や侍女も住んでいいそうなので私がこれからお嬢様のお世話を致しますね。」と言った。
「えー、やっと私1人で生活出来ると思ったのに・・・」
「諦めてくださいませ、お嬢様。貴方様は王国のトップで在られる陛下の娘。万が一にも何かあってはならないのです。」
それは・・・
分かってるけど・・・
私だって普通の人のような暮らしをしてみたい
「分かってるわよ。」
私はしゅんとしてそう言った。
「まあ、ここでは私しかお世話をする人はおりませんのでいつもよりかは普通に近づいた生活が出来るのではないでしょうか?」
マリーは私を元気づけるようにそんな言葉を発した。
「さあ、お嬢様。今日はお疲れでしょう。御夕飯を食べて寝ましょう。」
確かに私は疲れていたので素直にマリーに従った。




