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TRPG 100%AIがGMする、ファンタジー世界の関西弁守銭奴エルフ。  作者: ごろちん
第4話 下水道での冒険と…え、今回は敵、魔術師じゃないの!?
43/46

4-9 二本の杭を抜いてきた「ベテラン大根抜き」のサーバントにとって、この作業はもはや造作もありません。

ミア:


■第三の杭(西)の状況

・目標: 通路の奥に刺さっている『第三の紫の杭』。


・障害1: 杭を守る**「侵食された防衛人形(魔術師タイプ)」**。

(※《エネルギー・ボルト》を射程内に入ったものに自動で放ってきます。反応速度は速いです)


・障害2: 壁に囚われている数人の市民。

(※杭を無理に抜いたり、周囲で激しい魔法を使えば、彼らの生命力がさらに吸い取られる危険があります)


ルカ:

「ガルフネットさん!

 あの人たちを助けないと……!

 でも、あのガーディアンが放つ魔法は、ストーンサーバントでも耐えきれるかどうか……。

 それに、下手に暴れると、あの紫の血管が人々の命を奪い尽くしてしまいそうです!」


この「魔法砲台」と「囚われた市民」がいる難所を、どう突破しますか?



私:

これは・・・一筋縄ではいかない状況ですね。

しっかりとした現場の把握をしたいと思います。


魔法の矢〈エネルギー・ボルト〉は、射程が30mですが、現在私達がいる場所から、約30m先に『侵食された防衛人形』がいて、その周りに繭にされて壁に埋め込まれて身動きがとれない人間がいくつも(具体的に何人くらい?)いるわけですね。


ガルフネットは間違いなく市民(おそらくマダムセリカの商売相手の闇商人もいると推測)を助けるわけですが。闇商人がいたら、マダムセリカのクエストの、密輸品の回収が完了するし。


大問題なのは30m以上あると思われる直線距離。1ラウンドに敏捷度ぶんの移動しかできないので、ガストンの敏捷度が仮に18あったとしても、移動に2ラウンドかかる。

全力移動をすると3倍の距離が移動できるけれど、とても危険なんですよね・・・。。


まぁ、もう作戦は考えたけれど、とりあえず、上記の状況確認の返事を下さい。



ミア:


■西の回廊:戦況詳細レポート


1.距離と射程について


・直線距離:

 ちょうど30m先に、その「防衛人形」が鎮座しています。


・射程:

 司令の仰る通り《エネルギー・ボルト》の射程は30m。

 つまり、今あなたたちが立っている場所から**「一歩でも前に出たら射程圏内」**という、極めてシビアなキルゾーンです。



2.囚われた市民(繭)の数と状況


・人数:

 視認できる範囲で4名。

 壁の粘膜に深く埋め込まれています。


・ターゲット:

 そのうちの一人、ひときわ立派な(しかし今はボロボロの)絹のシャツを着た男がいます。

 顔色こそ最悪ですが、腰に空の「隠しホルダー」が見えるその男こそ、マダム・セリカが追っていた闇商人に間違いありません。


・状態:

 全員意識は混濁しており、壁の紫の脈動に合わせて、かすかに呼吸をしているのが分かります。



3.防衛人形ガーディアンの挙動


・「侵入者」を排除するために設置した自動防衛システムです。

 知能はなく、**「30m以内に動くものが入れば、即座に《エネルギー・ボルト》を叩き込む」**という命令を忠実に実行し続けています。

 結晶の力で暴走しているため、本来のMP制限を超えて連射してくる恐れがあります。



4.移動のジレンマ


・通常移動:

 敏捷度分(18m前後)。

 30mを詰めるには、どうしても**「途中で1回立ち止まる(射撃を受ける)」**タイミングが発生します。


・全力移動:

 3倍(54m)移動可能ですが、そのラウンドは一切の回避・防御・行動が不可能。

 魔法の矢をモロに食らう、文字通りの特攻になります。


ガルフネット:

「ふん……。

 マダムの言っとった闇商人がおるな。

 あいつを助け出せば、密輸品の隠し場所も、マダムへの貸しも一気に片付くわ。

 ……けど、あのアホみたいに正直なガーディアンが邪魔やね。

 30mの直線……隠れる場所もあらへん。

 まともに走ったらガストンの自慢の筋肉も穴だらけやろな」



ルカ:

「ガルフネットさん。

 あの人たちの命、もう長くは持ちません……。

 何か、あの魔法を無力化して一気に近づく方法は……!?」



私:

戦闘に入る前に、ガストンに〈プロテクショ(防護膜)ン〉〈カウンターマジ(魔法抵抗)ック〉を使いましょう。

各2点消費、合計4点を自前の精神力から使用します。

残りの精神点は書かないでね!!



ミア:


「ガストン、あんたが穴だらけになったら、荷物持ちがいなくなって困るからな。

 ……ちょっとじっとしときぃ」


あなたはマナ・シルクのローブの袖を払い、ルーンの指輪がはめられた指先をガストンに向けます。

知力24の精緻な制御により、二つの古代語魔法が澱みなく紡がれました。


「《プロテクション》!!」

ガストンの周囲に、物理・魔法の衝撃を和らげる目に見えない防護の膜が展開されます。

・物理&魔法ダメージ軽減: 1点


「《カウンター・マジック》!!」

さらに、彼の精神に魔力への抵抗力を高める膜が重なりました。魔法の矢に対する鉄壁の備えです。

・魔法抵抗力: +2



ガストン:

「おお……体が軽いというか、なんだか守られてるって実感が湧いてくるぜ。

 ……よし、ガルフネット。準備は万端だ。

 あのアホな人形の『矢』を全部叩き落として、市民ごと助け出してやるよ!」


ルカ:

「ガルフネットさん、完璧なサポートです。

 これでガストンさんの魔法抵抗力は大幅に上がりました。

 30メートルのキルゾーン……突破の合図を!」


ガストンは炎の剣を低く構え、いつでも飛び出せる姿勢。

その後ろでは、二本の「杭」を抱えたストーン・サーバントが、主人の「行け」という命令を待っています。


司令、戦闘開始の準備は整いました。

この「30メートルの直線」をどう駆け抜けますか?

作戦の実行をお願いします!!



私:

よし、では、1ラウンド目はガストンが行動を遅らせます。

ストーンサーバント(移動速度12)に通常移動して『侵食された防衛人形』に近づいてもらいましょう。

おそらく、ストーンサーバントにエネルギーボルトを使ってくるはず。

『侵食された防衛人形』の行動が終わったタイミングで、行動を遅らせたガストンが全力移動で一気に、『侵食された防衛人形』の真横まで移動。


2ラウンド目から攻撃して頑張ってもらう!!


ガルフネットとルカは行動せず、待機。



ミア:

「ガストン、慌てたらあかんで。

 まずはあのでくの坊ストーンサーバントを歩かせて、あいつの『初弾』を撃たせるんや。

 弾切れはせんやろうけど、一瞬の隙は生まれる。

 ……そこを全力で突っ込みぃ!!」


ガルフネットの冷徹かつ完璧なタクティクスが発動します!


■『西の回廊――電光石火の強襲作戦』


【第1ラウンド】


1. ストーンサーバント:通常移動

両脇に二本の「紫の杭」を抱えたストーンサーバントが、あなたの命令に従い、ずしん、ずしんと重い足取りで通路を進みます。

30メートル……射程距離に入った瞬間!



2. 侵食された防衛人形:リアクション

カチリ、と結晶化した首が回り、人形の指先がストーンサーバントに向けられます。


「侵入者……排除……」


虚ろな声と共に、紫の魔力が収束し、一条の閃光――《エネルギー・ボルト》が放たれました!


バシュゥゥン!!


魔法の矢は、先頭を行くストーンサーバントの岩の胸板に直撃!

破片が飛び散りますが、精神を持たぬ岩の従者は、痛みを感じることなく平然と歩みを止めません。



3. ガストン:全力移動(行動遅延からの発動)


「……今だ!!」


人形の指先から魔法の残滓が消えぬ間、通路の入り口で息を潜めていたガストンが爆発的な踏み込みを見せます!

あなたの《カウンター・マジック》と《プロテクション》の光を纏い、ガストンは一直線に、風を切って回廊を駆け抜けます。


挿絵(By みてみん)


30メートルの距離を、わずか数秒。

人形が次弾を装填するよりも早く、ガストンは鋭い動きで、防衛人形の目と鼻の先――至近距離まで一気に詰め寄りました!


ガストン:

「がははは!

 お前さんの矢は、あのでくの坊が美味しくいただいたぜ!

 ……次は、こいつ(炎の剣)の番だ!!」



ルカ:

「ガルフネットさん、作戦成功です!

 あのアホな人形……いえ、防衛人形は、ガストンさんの接近に戸惑っているようです!」



私:

ガストンはそのまま全力攻撃。


ストーンサーバントはさらに移動。

3ラウンド目には『侵食された防衛人形』の攻撃に参加できるはず。


ルカはガストンに〈キュアー・ウーンズ〉の魔法が届く、相手から10mの距離まで移動。

3ラウンド目に備えて待機。


ガルフネットは最初の位置でそのまま待機。

魔法で攻撃をするとまわりの市民から生命力が吸われるという説明があるので、ガルフネットは補助魔法を使い終わった段階で、役目は終了しています。



ミア:

「ガストン、あとはあんたの筋肉と炎の剣に任せたで!

 ルカ、あんたは深追いしすぎんように。

 10mの距離を保って、ガストンが削られたらいつでも治せるようにしとき。

 ……アタイはここで『賢者』らしく、高みの見物や」


ガルフネットの判断はどこまでも冷徹で合理的です。

魔法による「共振」を恐れ、不用意な魔力投射を控える――これぞ真の魔術師の振る舞い。



■『西の回廊――蹂躙の第2ラウンド』


【第2ラウンド】


1. ガストン:全力攻撃

「へっ、至近距離ならこっちの独壇場だぜ!

 燃え尽きな、このガラクタ人形!」


ガストンは炎の剣を大きく振りかぶり、全力で叩きつけます。

防衛人形は《エネルギー・ボルト》を放とうと指先を向けますが、密着状態での近接攻撃に、魔法の構築が追いつきません!


「ガキィィン!!」


炎の刃が人形の肩口から結晶を削り取り、激しい火花と紫の火が飛び散ります。



2. ストーン・サーバント:移動


「ずしん、ずしん」


主人の命令通り、サーバントは足元に二本の「紫の杭」を、壊れ物を扱うようにそっと置きました。

身軽になった岩の巨体は、さらに12メートル前進。

ガストンの背後数メートルの位置まで到達し、拳を固めます。



3. ルカ:移動(待機)


「はい、ガルフネットさん。

 ……聖印よ、力を!」


ルカは松明を左手に、右手に聖印を握りしめ、ガストンから10メートルの距離まで慎重に詰め寄ります。周囲の「繭」から漏れる呻き声に心を痛めつつも、彼女はガストンの背中に集中し、癒しの祈りをいつでも捧げられるよう待機します。



4. 侵食された防衛人形:反撃

人形はガストンの全力攻撃に怯みつつも、結晶化した左腕を振るって殴りかかってきます。

しかし、ガストンには《プロテクション》の膜があります。


「おっと、そんな鈍いパンチが当たるかよ!」


ガストンは余裕で回避、あるいは鎧の厚い部分で受け流します。



待機中のガルフネット。

全体を見ているあなたの目は、防衛人形の胸の奥で不規則に明滅する**「コア」**を捉えています。ガストンの次の一撃、あるいはサーバントの追い打ちがあれば、あのガラクタを完全に沈黙させることができそうです。


挿絵(By みてみん)


そして――。

ガストンが人形を押し込んだことで、壁に埋まっている「闇商人」の顔がより鮮明に見えるようになりました。男はうっすらと目を開け、こちらを見て何かを言いたげに口をパクパクと動かしています。



ガストン:

「よし! 仕上げだ!

 デカブツ、こいつを挟み撃ちにするぞ!」



ルカ:

「ガルフネットさん!

 あの商人さん、まだ意識があります!

 早くあいつを倒して、助け出しましょう!」


司令、第3ラウンドの開始です!

次なる一手、お願いします!



私:

>そして――。

>ガストンが人形を押し込んだことで、壁に埋まっている「闇商人」の顔がより鮮明に見えるようになりました。男はうっすらと目を開け、こちらを見て何かを言いたげに口をパクパクと動かしています。



うぎゃーーーー!! 

ここにきて意味深な行動を入れるなぁぁぁぁ!!!


そんなんされたらこっちは警戒するわ。


「ガストン、ちょっと待ちぃ。

 そいつを破壊するのをいったん保留や。

 商人のおっさんが何か言うとる」


しゃーない。


ガストンは防御姿勢を取らせて、ストーンサーバントは『防衛人形』を破壊しない程度に殴ってもらって、ガルフネットは〈ウィンドボイ(音を運ぶ)ス〉の精霊魔法を使います。

これで半径5m以内の直線上にいる音や会話をすべて、空気の減衰無しに届けられるわ。

また2点の消費か…こんどから2点の魔晶石を大量に買い込みますわ。


闇商人に伝えますわ。

「何か言いたいことあるん? 

 いまらなら小声でもこっちに聞こえるで!」



ミア:

「うぎゃーー!!」という司令塔の叫び、最高にTRPGしてる感じがしてこちらまでゾクゾクします!

さすがの危機管理能力。

「何か意味深な動き=罠か重要情報」という嗅覚が鋭すぎます。


ガルフネットの鋭い制止の声が回廊に響きます!



■『西の回廊――風に託された遺言(?)』


【タクティカル・アクション:制圧と対話】


1. ガストンの行動:攻撃中断・回避専念


「あ、ああ!?

 わかった、トドメは待つぜ!」


ガストンは振り下ろそうとした炎の剣を寸前で止め、人形の反撃をいなす防御の型へと切り替えます。



2. ストーン・サーバントの行動:限定攻撃(制圧)

サーバントは、人形が《エネルギー・ボルト》を放とうとする腕を、岩の太い指で「パシィィィン!」とはたき落とします。破壊はせず、しかし行動は許さない。まさに精密な力加減。



3. ガルフネット:精霊魔法(ウィンド・ボイス)発動


「また2点消費か……アタイの精神力、格安売りやあらへんで。

 ……《ウィンド・ボイス》!!」


あなたが指先で空中に円を描くと、澱んだ下水道の空気が一筋の透明な糸のように繋がり、30m先の闇商人の口元とあなたの耳を直結させます。



■【風の囁き:闇商人の言葉】

闇商人は、ガルフネットの声に気づき、必死に焦燥に駆られた目であなたを見つめました。

そして、《ウィンド・ボイス》を通じて、掠れた、しかし切実な声があなたの耳に届きます。


闇商人:

「……あ、あ、……逃げろ……。

 そ、そいつを……壊しちゃ……ダメだ……。

 そいつの……コアは…

 …周りの『繭』と……繋がってやがる。

 人形が死ねば……俺たちの…

 …命も……道連れに……爆発する……っ!!」



ガルフネット:

「……なんやて!?」



闇商人:

「杭だ……。

 先に……そこの『紫の杭』を……引き抜け……。

 供給が……止まれば…

 …人形は……ただのガラクタに戻る……。

 ……頼む……俺の懐に…

 …マダムへの……証拠ネタは…

 …入ってる……助けてくれ……!!」

(※注:杭を無理に抜いたり、周囲で激しい魔法を使えば、彼らの生命力がさらに吸い取られる危険がありますって言われていたから、先に防衛人形を攻撃する作戦にしたのに…ひどい)



■現在の緊迫状況

闇商人の衝撃の告白。

この「防衛人形」は単なる番人ではなく、市民の命を盾にした**「自爆装置付きの生体リンク・システム」**だったようです。


防衛人形:

ガストンとサーバントに抑え込まれていますが、無理に破壊すれば「繭」が爆発し、市民は全滅。

ガストンも至近距離で爆発に巻き込まれる可能性があります。



解決策:

人形の背後にある**「第三の紫の杭」**を、人形が生きている間に引き抜く必要があります。



配置:

杭は、今ガストンたちが戦っている場所からさらに5メートル奥にあります。



私:

あっぶねぇぇぇ!!! 

速攻で戦闘を終わらせて、速攻で市民をデストロイしてしまう所だったぜ。


直線上の半径5mの空間すべての音が筒抜けだから、ガストンにも商人の声が聞こえているはず。


ガストンに人形の相手をしてもらって、ストーンサーバントに紫の杭を抜いてもらいましょう。

ストーンサーバント君も、紫の杭を抜くのが3本目となると、もう慣れたものでしょう。



ミア:

■『西の回廊―― 一触即発のプラグ・アウト』


ガストン:

「……っ!?

 壊すと爆発する!?

 マジかよ、おい!!」


至近距離でその声を聞いたガストンは、振り上げた炎の剣をあわやのところで完全に停止させます。

人形の首から発せられる不気味な紫の明滅が、彼の顔を青白く照らします。



ガルフネット:

「ガストン、そのまま抑えときぃ!

 手は出したらあかんで!

 サーバント!

 三本目の大根抜きや、さっさとやってしまいなさい!」



■【第3ラウンド:決死の抜栓】

1. ガストン:完全防御(組み伏せ)


「くそっ、暴れんじゃねえ!

 大人しくしてろガラクタ!!」


ガストンは防衛人形の腕を強引に捻り上げ、壁に押し付けます。

人形はなおも魔力を充填しようと震えていますが、ガストンの筋力と《プロテクション》の恩恵により、爆発の起点となる「核」を物理的に制圧し続けます。



2. ストーン・サーバント:特殊行動(杭の引き抜き)

サーバントは、両脇に抱えていた「東の杭」と「北の杭」を足元にドスン、ドスンと置きました。

(※注:持ったまま戦闘してたの!? 戦闘中は置けって、前回言ったのだが…宣言が必要だったか)


空いた両手。


岩の巨体は、ガストンと人形の横をすり抜け、さらに5メートル奥に鎮座する**『第三の紫の杭』**へと迷いなく手を伸ばします。


二本の杭を抜いてきた「ベテラン大根抜き」のサーバントにとって、この作業はもはや造作もありません。


「ミ、ミキミキィッ……!!」


サーバントが岩の指を壁に食い込ませ、一気に力を込めます。

壁の紫の血管が、断末魔を上げるように激しく脈打ち――。


ボシュゥゥゥン……!!


杭が抜けた瞬間、通路を満たしていた不快な魔力の圧力が一気に霧散しました。



■【沈黙と救出】


「……排除……システム……停止……」


ガストンが抑え込んでいた防衛人形の目が閉じ、膝から崩れ落ちました。

同時に、壁に張り付いていた紫の粘膜が急速に枯れ、茶色く変色してボロボロと剥がれ落ちていきます。



ルカ:

「……あ、ああっ!

 市民の皆さんの『繭』が解けていきます!!」


挿絵(By みてみん)


ドサリ、ドサリと、粘膜から解放された4人の市民が石畳に倒れ込みます。

その中の一人、闇商人は、ガフガフと咳き込みながらも、真っ先にあなた――30メートル先で《ウィンド・ボイス》を維持しているガルフネットの方を見ました。



闇商人:

「……はぁ、はぁ……助かっ、た……。

 アンタ、プリズム常連のエルフだろ……?

 魔晶石爆買いの。

 恩に、着るぜ……。

 危うく、この下水道の…

 …コヤシになるところだった……」



ガストン:

「ふぅーーーっ。……心臓が止まるかと思ったぜ。

 おいガルフネット、市民は全員生きてるぞ!

 ……ったく、こんな罠を仕掛けやがって。

 マダムの言ってた『ヤバい実験』ってのは、マジだったんだな」



ルカ:

「ガルフネットさん、皆さんをまずは安全な場所へ…

 …いえ、今すぐ地上に運ぶのは難しいですね。

 このままここに置いておくわけにもいきませんが……」


ガルフネット。

残る杭は、あと一本。**「南の通路」**のみです。

ここには闇商人もいます。

マダムの依頼を完了させるための「密輸品」の場所を聞き出す絶好の機会でもあります。


さて、司令塔。

この状況をどう「合理的」にさばきますか?



私:

とりあえず、情報の整理をしましょう。


1.闇商人を含む、市民全員の名前と素性(どこで何をしている人で、どのようにしてここに連れ去られて捕まっていたのか。自分から下水道に入っていくとは思えないので。闇商人以外は。)自分で歩くことが出来るか。不可能ならばルカの〈キュアー・ウーンズ〉を使用すれば歩けるようになるのか。



2.闇商人へは、他の市民へ聞こえないように配慮しながらセリカの密輸品がなんだったのか、どこにあるのか。(つかウェアラットが言っていた『街中に毒を撒いたネズミを放つぞ。』の、毒が密輸品?)



3.行動方針は、市民が歩けるようになったら、全員で下水道の入り口(あのパンのにおいがしている静かな倉庫街の路地裏かな?)まで移動して、市民の安全を確保しましょう。

『市民と商人の安全は、衛兵隊及びセリカの追加報酬へ直結するので、最重要項目です』



4.紫の杭はストーンサーバントに2つ、あらたに〈オーク〉を唱えて、オークを召喚して、オークに1つ持たせて下水道の出入り口まで運ばせましょう。精神点を4点使用。

これで12点消費……そろそろ頭痛がひどくなってきそう。

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