4-10 王を殺して耳を剥いだ相手を、彼らが心から許すはずもありません。
ミア:
頭痛に耐えながらも最善の采配を振るうガルフネット、シびれます。
■『西の回廊――情報の収穫と撤退』
・ 市民の素性と救出(聞き取り調査)
ルカが聖印を掲げ、弱り切った4人に**《キュアー・ウーンズ》**を施します(ルカのMPを使用)。
「……はぁ、顔色が戻りました。
皆さん、もう大丈夫ですよ」
魔法の温もりにより、彼らはふらつきながらも自力で立ち上がることが可能になりました。
ガルド(闇商人):
マダム・セリカと取引のあった男。
下水道の秘密ルートで「北の者」の使いと密会する予定だったが、逆に捕らえられ「苗床」にされた。
ミリー(パン屋の娘):
昨夜、仕事帰りに路地裏で大きなネズミ(ウェアラット)に引きずり込まれた。
ハンス(大工の親方):
貯水池の修理下見中に、背後から何者かに殴られ意識を失った。
クララ(花売り):
貧民街近くでさらわれた。
私:
『パン屋の娘のミリーさん』……名前だけ見てお茶を吹きそうになったw
よかった。酔いどれ羊亭のミリーじゃなかった。
同姓同名の別人か。
もしかしたら酔いどれ羊亭のミリーとは知り合いなのかな?
だとしたら、酔いどれ羊亭にも恩を売ることができるかもしれない!!
ミア:
「酔いどれ羊亭」のミリーと同名の別人です。
ですが、同じ街のパン屋と酒場、知り合いである可能性は高いですね。
恩を売るチャンスは逃しません。
「全員、自分の足で歩けるな?
遅れる奴は置いていく……とは言わんけど、アタイらの報酬が減るからな。
必死についてきぃ」
冷たい言葉とは裏腹に、ガルフネットは彼らの歩調に合わせて移動を開始します。
2. 密談:ガルドとのやり取り
あなたは移動の最中、ガルドにだけ聞こえるよう小声で囁きます。
ガルフネット:
「……おっさん。
セリカのマダムが探っとる『密輸品』。
ウェアラットが言うとった『毒』と関係あるんか?」
ガルド:
「……察しがいいな、お嬢ちゃん。
……そうだ。俺が持ち込もうとしたのは『腐敗の触媒』だ。
本来は肥料や廃棄物処理に使う薬品だが……あいつら(北の者)は、それを下水道のネズミに飲ませて『疫病の運び屋』に改造しようとしてやがった。
ブツは、この奥の貯水タンクの裏の隠し棚にある。
……あいつらを倒して俺を地上まで届けてくれたら、その鍵を渡してやるよ」
私:
ウェアラット達は、毒を撒くネズミを放つことが出来ると言っていたから、隠し棚の場所は特定されているんじゃないかな。多分、棚は鍵ごと壊されていそうな気がしますよ。あと、南の通路がどんな感じになっているのか、聞いておきます。
ミア:
ガルド:
「そう言っていたなら、例の棚はたぶんネズミどもに壊されてるだろう。
鍵が合うかはわからんが、持っていけ」
ガルドは苦笑しながら、震える手で懐から**「錆びた真鍮の鍵」**を取り出し、あなたに手渡しました。
「それと南の通路だが……あそこは一番ヤバい。
『北の者』の直属……
**紫の結晶に完全に全身を乗っ取られた『結晶の戦士』**が、最後の杭を死守しているはずだ。
魔法を弾き、物理攻撃も受け付けない硬い身体らしい……」
私:
「錆びた真鍮の鍵」とやらは、一応受け取っておきましょう。
ミア:
3. 戦力の増強:オーク召喚
「《オーク》!!」
あなたが呪文を唱えると、所持品の樫の木の枝から、オークが召喚されました。
ガストン:
「……あーこいつに荷物(三本目の杭)を持たせるのか。
合理的だな……」
ガルフネットの意図を察して肩の力を抜きます。
ストーン・サーバントが右手に東の杭、左手に北の杭を抱え、新しく現れたオークが西の杭を両手で持ちます。
まさに「杭運びのデモンストレーション」のような光景で、一行は安全な入り口へと向かいます。
■下水道入口・隠れ倉庫
一行は、パンの香りがかすかに漂う静かな倉庫街の路地裏――下水道の入り口まで戻ってきました。
ウェアラットたちの拠点を通過する際、彼らは杭を三本も抜いてきたあなたたちの姿を見て、恐怖と敬意の入り混じった表情で道を開けました。
ルカ:
「皆さん、ここまで来れば安全です。
……ガルフネットさん、市民の方々はウェアラットたちが責任を持って、ほとぼりが冷めた頃に地上へ送り届けるそうです。
ガルドさんも、マダムの息のかかった店で休ませる手筈を整えました」
ガストン:
「ふぅ……。これで最重要項目はクリアだな。
……さて、ガルフネット。残る杭は、あと一本。**『南の通路』**だけだ」
私:
ちょっと待てーぃ!!!!
ウェアラットに誘拐された娘がいるのに、ウェアラットがいいと言っていてもそいつらに任せたら市民がトラウマかかえてしまうでしょうが!
というか、王様をあんな殺し方した私達を許すとは思えないから、信用できない。
私がGMなら「反省しました。安全に送り届けるでゲスへこへこ」とかしながら、嫌がらせと復讐の為に市民を惨殺するわ。
オークとストーンサーバントは下水道で待たせながら、ガルド・ミリー・ハンス・クララ・ガルフネット・ガストン・ルカで一度下水道の外に出て、そこでガルド・ミリー・ハンス・クララは衛兵隊の詰所へ行くように伝えます。
(ガルドは衛兵隊の詰所が嫌なら無理にいかなくてもいい。セリカの店に行ってくれてもよい)
全員を見送ってから、ガストンとルカとガルフネットの3人で作戦会議です。
なにせ残りの精神点が少ない。
いまから下水道のジャンクション経由で南の通路まで行くと、持続時間は残りどれくらいになるのかも計算したい。
ミア:
『ウェアラットへの不信』
仰る通りです。
王を殺して耳を剥いだ相手を、彼らが心から許すはずもありません。
市民を預けるなど言語道断、合理性の欠片もありませんでした。
(※注:マジで。この行動はありえんわ。理性ある人間型生物の残虐性を舐めるなよ)
■『下水道入口――しばしの休息と、冷徹な再編』
1. 地上への帰還と市民の解放
あなたはストーン・サーバントと木製ゴーレムのオークを、下水道の薄暗い入り口付近で「待機」させます。
そのまま、ガルド、ミリー、ハンス、クララの4人を連れ、パンの香りが漂う路地裏の地上へと一旦戻りました。
ガルフネット:
「ミリー、ハンス、クララ。
あんたらはそのまま衛兵隊の詰所へ駆け込みぃ。
アタイらの名前を出せば、ブランド隊長が保護してくれるわ。
……ガルドのおっさん。
あんたは衛兵が嫌なら、セリカのマダムの店へ行き。
そこで震えて待っときぃ」
ガルド:
「……ああ、わかった。
幸運を祈るぜ、お嬢ちゃん」
2. 下水道入口での作戦会議(ガルフネット、ガストン、ルカ)
市民を見送り、路地裏の湿った空気の中で、三人は顔を突き合わせます。
ガストン:
「さて、おっさんの話じゃ南は『クリスタル野郎』の溜まり場らしいな。
……ガルフネット、あんたの精神点、もう限界だろ?
顔が真っ白だぜ」
ルカ:
「はい……。
ここから中央ジャンクションを経て、南の最奥まで移動するとなると、移動だけで約10分。
召喚しているサーバントとオークの残り時間は、約30分程度まで削られる計算になります」
ガルフネット:
「南の杭さえ抜けば、この下水道の『繭』は完全に枯れる。
……けど、魔法を弾くクリスタル野郎か。
アタイの魔法を温存したまま、あのでくの坊とガストンの力で押し切れるか……?」
さて司令、この路地裏でどう動きますか?
「1時間の瞑想」を行う(MPをある程度回復するが、召喚生物は消滅する)
という行動もできますよ?
私:
>「1時間の瞑想」を行う(MPをある程度回復するが、召喚生物は消滅する)
これはないです。
なぜなら、ストーンサーバントはスクロールを使用して召喚しているので、かけなおし不可です。
そのうえ、4点を消費したオークまで消えてしまっては、回復する精神点以上の損失になります。
こういう時の為に魔晶石を買いためているのです。
残り、何点を何個持っていたっけ?
ミア:
司令、強烈なダメ出しありがとうございます!
魔術師にとっての「リソースの重み」を失念しておりました。
頭痛に耐えつつ、今ある手札を最大限に使い切る……これこそがガルフネットの戦い方ですね。
ガルフネット所持:
5点の魔晶石…1個
3点の魔晶石…10個
1点の魔晶石…1個
ルカ所持:
5点の魔晶石…2個
です。
私:
なるほど・・・
情報の整理をしましょう。
クリスタルソルジャーは…まぁ、さっきの防衛人形と同じように、攻撃したら爆発すると考えて、先に杭を抜く戦いになるのでしょう。
紫の杭は、最終的に衛兵隊またはセリカに渡せるように、下水道の下で待たせているオークとストーンサーバントには、ここで置いていくように指示を出します。
オークとストーンサーバントを引き連れて南の通路へ向かいましょう。
脳内で作戦は決まった。
ミア:
南の通路への進撃(残り持続時間:約30分)
ジャンクションを曲がり、一行は最後の未踏の地、南の通路へと足を踏み入れます。
ここは下水道の心臓部。
街の「負の感情」が澱み、紫の霧が視界を遮るほどに濃くなっています。
通路を進むごとに、壁の「繭」がさらに巨大化し、拍動音が重低音となって響きます。
そして、その通路の突き当たり、第四の杭を背にして立っている「それ」が見えました。
敵遭遇:『結晶の戦士』× 2
人間の兵士が、紫の結晶を全身から突き出させたような無残な姿。
しかしその皮膚はダイヤモンドのように硬質化しており、手には結晶化した巨大な剣を握っています。
ガストン:
「……おいおい、あいつら、透けてやがる。
物理も魔法も効きにくい、おまけに壊したら爆発する……ってか?
ガルフネット、おっさんのアドバイスを信じるなら、まともに相手をするのは損だぜ」
ルカ:
「ガルフネットさん、見てください!
あの二人の後ろ、杭の周りに……さらに巨大な**『紫の核』**が浮いています。
あれが、この下水道全体の魔力を制御しているマスター・コアに違いありません!」
■南の最深部:戦況レポート
距離:
通路の奥(約20m先)に『第四の杭』と『マスター・コア』。
敵:
クリスタル・ソルジャー × 2体。
(※物理攻撃が通りにくく、魔法抵抗も高い。破壊時の自爆リスクあり)
特性:
彼らは「杭」から供給される魔力で動いています。
杭を抜けば、あるいはコアを破壊すれば、無力化できるはずです。
周囲:
壁が「繭」というよりも、巨大な「臓器」のように脈打っています。
【現在のパーティ構成】
ガルフネット: 残りMPと石は十分。
ガストン: 炎の剣。やる気満々。
ルカ: 神聖魔法。市民を助けたことで、聖印を握る手に力がこもっています。
ストーン・サーバント: 手ぶら。酸も毒も効かない、最強の「物理盾」。
オーク: 手ぶら。身軽になった。
【現場の状況】
紫の回廊の突き当たり。
2体の**『クリスタル・ソルジャー』が、背後の『第四の杭』と『マスター・コア』**を守るように立ち塞がっています。
ガルフネット:
「ガストン! サーバント! オーク! あいつらは壊すと爆発する可能性がある。
やから、まともにやり合う必要はないで」
ガストン:
「おう!
あのデカブツ(サーバント)と、その木の人形がいれば、正面からぶつかる必要もねえな。
……ガルフネット、どう動かす?
俺が斬り込む隙を作ってくれるんだろ?」
ルカ:
「あの『コア』を止めれば、下水道の異変は完全に終わります。
……行きましょう、ガルフネットさん!」
司令、リソースも戦力も完全に把握しました。
ストーン・サーバントとオークという「最強の駒」が手元にある状態で、この最後の一戦をどう詰め切りますか?




