王司再来!?
王司再びです!
「ピィーーーー」――――笛の音。
「閉まりまーす。」
「待って!!」
私は駆け込んだ。ぎりぎりセーフで電車に乗り込むことができた。この電車に乗れなければ完璧遅刻だった。
「ふー。」
息切れする。朝から運動したからなあ。
ハアハアハアハア。……あれ?なんだか気持ち悪い――。
頭もなんだか痛いぞ――。苦しい――――。
「美波ちゃん!」
私は、いつの間にか気を失っていた。
* * * *
「……ん……。」
「よかった。目、覚めた?」
「あれ?………ここ…は?」
白い古びた天井?
私は布団の上に寝てるのだろうか?ふわふわして気持ちがいい。
「美波ちゃん?」
ハッとする。
「………どうして……あなた…が?」
心配そうに、私を覗き込んでいるのは、あの王司雅臣だった。……それにここは、どこだろう?
「JRの医務室だよ。」
「…なぜ…?」
「あら、彼女目覚めたのね。どう?今はもう気持ち悪いの、おちついたかな?」
後ろから白衣を着た女の人が声をかけてきた。
「………は…い。」
「貧血よ。朝は食べたかしら?急いで走って倒れたのよ。」
「貧血!?」
「顔色も大分いいし、もう大丈夫ね。優しい彼氏がいてよかったわね。」
「え?」
「彼があなたの事、すぐに気付いてここに連れて来てくれたのよ。」
「……。」
「……。」
「ゆっくり起きて、眩暈もなければ帰っていいわよ。」
「はい。……ありがとうございました。」
私はゆっくり起き上がった。
「大丈夫?」
王司が、心配そうに私をみつめる。
「もう大丈夫。眩暈もないし……。」
私は靴を履き、身支度を整える。
「送るよ。」
そういい、私の鞄を持つ。
なんだかホッとした。それに、王司の気遣いが嬉しかった。
「どうしたの?食べないの?」
私達二人は、駅前のコーヒー店でサンドイッチを食べていた。
「いただきます。」
私は王司と、向かい合わせに座っていた。とても不思議な感覚だ。とりあえず礼を言おう。
「今日はありがとうございました。」
「いえ。どういたしまして。」
「どうして助けてくれたの?」
「あのさ。当たり前でしょ。人が倒れたんだから。」
「……そうね。」
「だけど、せっかくだし、これを利用しようかな。」
「えっ?」
「ホント言うとさ、いつも君を見てた。今日も見てた。だから倒れた事に気がついた。だから、俺の事知りもしないで振らないでくれるかな。友達からでいい、つきあってよ。」
さすがに驚いた。二度も告白されるなんて。この王子様のようなイケ男に……。
思わず私は「はい。」と答えていた――――。
――――To be continued
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