表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界にクラス転移で召喚された男子高校生、目の前で親友を殺されたため召喚者国家に反逆す  作者: XX
第6章:リスリーの気持ち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/127

第95話 お金目当てですよね?

 リスリーの言葉に、キャサリーンさんは足を止めた。


 そして振り返り


「エスクスェイア。イフゥオドイアエヴァオトエブドロトフクスアグニト?」(すみません。何故そんなことを言うのですか?)


 明らかに、不愉快な表情を浮かべて言い返して来る。

 ウエイトレスは客商売だから、こんな対応まずいはず。

 それでも黙ってはいられなかったのか。


 それに対してリスリーは、真っ直ぐに彼女を見つめたまま


「ウオーエラツジュトレトファスィッヒイェノムヤウィナ、トギル?」」(どうせ彼のお金目当てでしょ?)


 感情を交えない声で。

 そう彼女に返した。


 会話として成立してない。

 つまり……


 リスリーは、キャサリーンさんと会話する気が無いということなのか。


 キャサリーンさんはそんなリスリーの言葉に


「ウォホナックウオーヤスフクスアエルビルロッホグニト? イアリーフクィス!」(なんて酷いことを言うの? 気分が悪いわ!)


 そう吐き捨てるように言った。

 言ったけど……


 一瞬、彼女の目が泳いだ。

 俺はそれに気づいてしまった。



 そう言えば……



 俺がこの世界での本名を名乗ったとき。

 彼女の眼の色が変わったように感じた。


 俺は単にそれを「本物の日本人に出会えた」喜びから来るものだと思ったけど。


 もしかしたら……


 デノマススギンク。

 召喚騎士になった日本人に与えられる共通の名。


 その名を聞いて「この男は召喚騎士」「つまり普通の男の倍の財力を持ってる男」

 その確信を得たからそうなったのか……?


 そこに、今更ながらに気づいてしまった。


 俺は彼女を……キャサリーンさんを見つめた。


 彼女は


 俺のそんな視線に


 耐え切れないように目を逸らして


 こう言った。


「スィティグノルゥロフイアオトトナゥオトエブエトレヴリススセルドスセクニルプ?」(私が銀のドレスのお姫様を夢見るのは罪ですか?)


 銀のドレスのお姫様……?

 良く分からないけど。


 文脈から考えるに


 多分、この世界におけるシンデレラみたいな話の主人公なんじゃないだろうか?

 不遇な生活を強いられている女子が、ある日高貴な身分の男と結ばれて成り上がる。

 そんな、どこの世界でもありそうなお話……


 俺は


「トレッヒスィグニトォングノルゥフティゥティ」(別に何も悪く無いよ)


 そう、彼女に言って。


 席を立ち。


 チキンカレー2人分の代金をカウンターに置いて。


「イアダトナヴリスサゥエドゥルオトウオー」(俺の従者が失礼した)


 そう言ってから。

 俺はリスリーの腕を掴んだ。


 かなり強引に。


 そしてそのまま彼女を引っ張るようにしてして店を出た。


 もう食事どころじゃないし。

 この店にも二度と行けないだろう。




 そして俺はそのままリスリーを店の外に連れ出して。


 なるべく人目のない場所に引っ張っていった。

 リスリーはそんな俺に全く抵抗をの意志を示さずに、そのまま引っ張られ続けて。

 されるがままで。


 そして彼女をどこかの路地裏に引っ張り込んで。


 俺が


「リスリー」


 何であんな真似をしたんだよ?


 そう続けようとしたとき。


 俺は言葉に詰まった。


 ……彼女が俺に怒りの目を向けていたからだ。

 今まで、俺は彼女にそんな目で見られたことが無かった。


 だから俺は……


 そこで何も言えなくなった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
感想をいただけましたら必ず返信致します。
些細な感想でも頂けましたら嬉しいです。
ブクマ、評価、いいね等、いただけましたら感謝致します。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ