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異世界にクラス転移で召喚された男子高校生、目の前で親友を殺されたため召喚者国家に反逆す  作者: XX
第6章:リスリーの気持ち

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第82話 リスリーを誘わずに

 俺は正式に召喚騎士になったことで、俸給を貰うことになった。

 その額、5000ドログちょい……


 俺は自分の部屋のローテーブルに、貰った革袋からドログ金貨を取り出し

 並べて、額を確認して……


 考えた。


(ええっと、これは確か月給だって言われてたから……)


 年収としては12を掛けて……

 年収計算で6万ドログちょいか。


 俺は元の世界ではちょっとだけ単発のバイトをしたことはあるけど

 ここまでの大金を得たことは無かった。


 前にリスリーが言ってたことから考えるに、これは普通の人の年収の倍くらいってことだろ?


 俺の元々の世界では、確か普通の人の年収は400万円行くか行かないかだった気がするから……

 800万円近い年収ってことか。


 で、5000ドログは70万円近い額……


 世界は違えど、上位層の人間の給料……

 さすがに唾を飲み込む。


 ……金の力って怖いな。


 もしかしたら俺、ソウジのことがなければ、この金で丸め込まれていたかもしれない。

 そんなことを、ふと思う。


 だってさ……

 それだけの額を手にしたと思ったら


 途端に自分が凄く偉くなった気分になった。

 もし、俺がアイツらに大した恨みが無かったら……


 ノーザリア王国万歳!


 そんな気分になっていたかもしれないな。


 で


(リスリーに何か食べさせてあげたい)


 俺は金を手にして。

 まず最初にそう思った。


 彼女にはずっと世話ばかり焼いてもらってる。

 何かしてあげたいと思った。


 ドログ金貨を革袋に戻し


 自室を出て


「なぁリスリー」


 ご飯行こう。


 そう言って、リビングに出ようとしたとき。

 リスリーが岩戸さんと一緒に居て


「火加減の調整が難しいよ」


「こちらでは当たり前ですから、きっと覚えられますよ」


 ソファで料理の話をしていた。

 すごく盛り上がってるように見えた。


(……邪魔すると悪いな)


 リスリーを誘うのはまた今度にしよう。

 今日のところは俺だけで。


 ……とりあえず、あの店に行く予定に変更は無かった。

 会話の修行は積みたいし。


 あのウエイトレスさんのノーザリア語を俺は聞き取ることが出来た。

 あの人と完璧に自然な会話ができるようになったら、俺のノーザリア語はレベルアップしているはず。


 リスリーとは夜勉強するわけだし、経験を積んでそのとき彼女を唸らせてやる。



 俺はそう思い、あの店……


 あの日本料理の店に行くことにした。



 店に入ると、今日は前より混んでいた。

 この前の日は、たまたま客が来てなかっただけかもしれない。


「オレー!」(いらっしゃいませ)


 店に入ると挨拶が飛んでくる。


 俺はそのまま、空いてる席……カウンター席に腰を下ろして


 注文取りを待った。

 って。


(……その前に何を頼むか決めなきゃな)


 なので俺は傍にあったメニューを開いて見る。


 ……メニューをよく見ると、うどんがあった。

 隅っこに。

 前は気づかなかったけど。


 うどんのメニューとしては……


 かけうどんの他、きつねうどんがあった。


 ……きつねうどんか。


 うどんって、お腹に優しいと聞くし。

 うどんにするか……


 そう、俺がメニューを見て決めたとき。


「ヤムイアエカトウオーダレドロ?」


 ご注文を取りに、ウエイトレスさんが俺の座っているカウンター席にやって来た。

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