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異世界にクラス転移で召喚された男子高校生、目の前で親友を殺されたため召喚者国家に反逆す  作者: XX
第3章:魔法の取得とリスリーの従姉

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第42話 そしてダンジョンへ

 俺の扱いについては……


 俺は勝手な行動をしている召喚騎士。


 今のところそういう扱いで大目に見られてるようだ。


 トオルは


「俺が身体能力が上がるスキルに目覚めた」


「そして自発的にさらに強くなるために行動している」


 そういう感じで報告してくれてるらしい。


 俺がハゲに今是非欲しいとは思われず、かつ現在自発的に修行を積んでいる……つまり、一応消極的ながら従ってる。

 そんな感じに思われて。


 まぁいいだろう、勝手にのんびりやってくれと見逃されるように。

 あと


(リスリーさん相手に好き勝手やってお前がメンタルを癒してるとか、そういう風に報告してる。悪い)


 ……ようは俺が美人女騎士を貰ったから、欲望を彼女にぶつけてウサ晴らし中。

 彼女を奴隷扱いして不満を解消している。


 俺がそういう最低男だと上に言ってるんだな。


 正直面白くは無いが……


 警戒されないために、それはしょうがないよな。


 俺は


(警戒する価値もない男だと思われた方が助かるし。気にすんな)


 そうトオルに言った。

 トオルは罪悪感に苛まれてるようだ。


 ……本当に気にしなくていいのに。




 そして次の日。


 昨日火を通しておいたパイアの肉を朝食代わりに食べる。

 朝から肉はきついが、食べられるものがこれしかなかったんだからしょうがない。


 それに早く食べないと腐るし。

 消費しなきゃ。


「これを食べたらダンジョンに行きますわよ」


 車座に座って手掴みで朝食だったんだけど。

 俺とリスリーに見られながら、パイアの肉を嚙みちぎり咀嚼しつつ、セレーネさん。


「ダンジョンって勝手に行っていいんですか?」


 そこが気になったので訊ねる。

 ここの魔族たちにとってみれば、ダンジョンは食料を生む源泉。


 そんな場所に勝手に入り込まれたら気になるだろ。


 言うなれば水源がある山奥に余所者に入り込まれるようなもんじゃ?

 それについてはセレーネさんに


「入るのは彼らが管理してるダンジョンでは無いので」


 ちょっと離れてますからだいぶ歩きます。

 覚悟してくださいね。


 そんなことを言われた。


 ……なるほどね。


 ここの魔族たちの縄張りの外にもダンジョンがあって。

 そこのダンジョンに入るのね。


 で、そこまでだいぶ歩くと。


 ……何時間くらい歩くのかなぁ?

 一応俺はそれなりに体力派のはずだから、おそらくヘバらないと思うんだが……


 まあ、数日かかるとかそういうのは無いだろ。

 多分。


 そう、咀嚼した自分の分の肉を飲み込んで考える。




 そんで。


「着きましたわ。ここです」


 ……半日歩いた。


 ヘバらないが、楽では無いな。


 ダンジョンは、草原の真ん中にあった。

 周りには魔物はいない。


 ひょっとしたらここの魔物は、このダンジョンから出て来ないのかもしれない。


 だから魔族も縄張りに含めようとしないのかもしれない。



 草原の真ん中に、開いた暗い縦穴。


 大きさは直径3メートルくらいで。


 出入りが面倒そう。

 降りる所が無いからだ。


 覗き込むと、5メートルくらい下に底がある。


 ……こういう構造だから、魔物が周囲にいないのかも。

 この5メートルをよじ登れなくて。


「ここ、どう下りるんですか?」


 顔を上げてセレーネさんにそう訊ねると


「当然魔法で飛んで降りるんですわ」


 なるほど。

 俺は即座に決断した。




「……ずいぶん乱暴な下り方ですわね」


 上からセレーネさんの声が聞こえる。

 俺は無言で穴の底から起き上がった。


 彼女の言う通り、まあ強引な下り方だ。


 どうしたかというと


 ……そのまま飛び降りたんだよ。


 そしてスキルを発動させて鋼鉄化して落下した。

 鋼鉄化すれば落下のダメージをキャンセルできるし。


 だってこうしないとさぁ。


「姉さま、ありがとうございます」


「フフッ、感謝なさいな」


 ……セレーネさんが、リスリーを背負って飛行魔法を発動させて降りて来ていた。


 あれをしてもらわないといけなくなるんだよ。

 だったら、飛び降りるしかないじゃんか。

 なるべく俺はあれを避けたかった。


 無くても降りることだけは出来るんだし。


 でもなあ……


 帰るときは避けられないか。

 そのときはしょうがない。


 そう思いつつ俺は


 目の前に開いている、ダンジョンの本格的な入り口に向き直る。


 ダンジョンの入り口は扉が無くて。

 そこに、さらに地下に続く階段があった。

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