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異世界にクラス転移で召喚された男子高校生、目の前で親友を殺されたため召喚者国家に反逆す  作者: XX
第2章:無限の減速

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第24話 避けられない同衾

 今、俺はリスリーと同じ布団の中で寝ている。

 いや、寝ようとしている。


 リスリーは俺の背中に抱き着いて、抱え込んでる。

 彼女の両手は俺の胸に回されて、ガッチリホールドされてて。

 片足が俺の腰を抱え込むように引っ掛けられてる。


 彼女の身体の暖かさが伝わって来る。

 今のこの世界は特に暑い季節ではないらしく、それが暑苦しくは無いんだけど……


 彼女の身体の感触が……


 彼女、騎士をやってただけあって鍛えているので。

 ムチッとした、とてもいい感触がするんだ。


 そんなの、興奮しないはずがない。

 俺の心臓は早鐘を打っていた。




 事の発端は、この部屋にはベッドが1つしかないことだった。

 俺は床で寝ようとした。


 リスリーにベッドを譲って。

 だけど


「マサヤ様を床で眠らせるわけにはいきません。3日後の賭け試合を控えた大事なお体なんですよ?」


 そう言って、自分が床で寝るから俺にベッドで寝るように言って来た。


 でもさ


 女の子を床で寝させて、自分だけベッドで寝る絵面に激しい拒否反応を覚えたので俺はそれを断固拒否した。


 リスリーは俺のそんな気持ちを聞いても


「そういうことを仰るなら、仕える相手を床で寝させて自分だけベッドで寝る私の気持ちは一体どうなるんでしょうか?」


 ……そう、返された。


 確かにそれはそうだ。

 嫌な気分になるかもしれない。彼女なら。


 なので、一緒に寝ることに同意したんだけど……


 なるべく離れて寝ようとしたら彼女


「このベッドは本来1人用ですので、そういう寝方だと無理がありますね」


 そう言って、俺に抱き着いて来たんだ。

 これはさすがに驚いた。


「それはマズいだろ!」


 そう俺は言ったけど、彼女は


「仕方ないでしょう諦めてください」


 一切、聞いてくれない。

 無視だ。


 そしてこうも言った。

 俺の耳元で。


「どうしても嫌ならそう仰って下されば、即座に私はここから出て行きますが?」


 拒否するなら自分は床で寝る。

 ……完璧に脅迫だった。


 何か腹が立ってるのか、彼女は大胆で。

 俺に強くしがみ付いて、脚まで引っ掛けてる。


 俺に寝技を掛けている感じだった。


 寝巻代わりの簡素な衣服は薄い布地で……


 彼女の胸だとか、太腿の感触が俺に否応なく伝わって来た。

 頭の中で彼女の肢体の像がイメージされていきそうになり


 俺は必死で打ち消した。

 放っておいたら、俺は俺を抑えられない気がする。


 それは駄目だろ。



 そして夜が明けた。

 


 いつの間にか眠っていたけど、ちゃんと寝れていない気がした。

 多分寝てる間も脳が活発に起きていたんじゃないかな。

 この状況に興奮して。


 そして


「おはようございますマサヤ様」


 俺が目覚めてまだベッドにいるのに。

 リスリーはすでに起きて着替えを済ませていて。


「それでは行って参ります」


 ウエイトレスの姿で、一礼して部屋を出て行った。

 ……彼女はタフだな。

 そして真面目だと思う。


 どこまでも、自分の使命に忠実なんだな。

 だからそのためなら、好きでもない男と一緒に寝るようなことすらできるんだ。


 正直、尊敬の気持ちがあった。

 素晴らしい女性だと思う。


 ……だけど


 賭け試合の日までに、今の環境をどうにかする方法を考えるか、慣れるかをしないと……


 流石にマズいよなぁ……。

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