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異世界にクラス転移で召喚された男子高校生、目の前で親友を殺されたため召喚者国家に反逆す  作者: XX
エピローグ

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201/223

第201話 戦い終わって

「スィフイトセジャムサァフデサップヤワ」(陛下が崩御されました)


「トセラレフィカル。エーッスィエフトエノオーゥデスアックスィフスイトセジャムフタエド」(レフィカルを捕縛しなさい。陛下を崩御させたのは彼です)


 集まって来た女性兵士たちに国王付き女官たちがそう厳かな口調で告げる。

 自分達の王が崩御したのに、動揺から立ち直って立派だと思う。

 王の死体を置いて逃げたりもせず、ずっと傍にも居たしな。


 女性兵士たちは他の女官同様、ビキニみたいな衣装で。

 ただ、薄絹だけ着ていない。

 代わりに兜を被ってる。


 兵士なのにまともな鎧が無いんだ。

 多分、兵士に化けて男が紛れ込むのを防ぐためだろう。


 で、代わりに。

 すごく大きめの盾を持っていた。

 それこそ全身を隠せそうなくらいの。

 それで武装は剣と槍。

 主に槍を使う感じ。


 一見、防御を考えていない歪な装備だと俺は思ったけど。


 あとからソウジに彼女ら後宮女性兵士の装備についての話を振ったとき


「あれは鎧を着ることによる消耗を防ぐ意味もあると思う。決して歪じゃないんじゃないか?」


 ……と言われた。


「オドトンリリクメフト! イェトエラエフトスロトカフェネブフォルオイルトヌオク!」(彼らは殺しては駄目! 彼らは我らの国の恩人です!)


 そして女性兵士たちが俺たちの姿を見咎めたとき。

 慌てて女官たちがそう付け加えた。


(……あぶねー)


 そのときは流石に肝が冷え。

 同時に


「村田くん」


 大谷さんに


「……ずっと言おうと思ったけど、そろそろソレを隠したら?」


 指摘された。


 俺が裸であることを。

 レフィカルの魔法でダンジョンアイテム以外の持ち物を全て焼かれたから、当然そうなる。


 ずっと戦いの興奮でその事実を忘れていた。

 慌てて前を押さえる俺。


 羞恥心で顔が赤くなる。

 さすがにアレを見られるのは嫌だから。


 指摘した大谷さんは目を背けてて。

 リスリーは


 サッと俺の前に飛び出して。


 俺の前に立ち塞がり。

 身体を張って、俺の身体を隠しながら


「グニルブグニフテモスエーッナックラエウ!」(何か彼が着れるものを持ってきて!)


 ……そう、えらく緊迫した声で言い放った。




 そんな、さっきまでの死闘が嘘のようなマヌケな事態の横で。


 レフィカルが最低限の回復魔法を掛けられて、引っ立てられていく。

 レフィカルはそれに一切の抵抗をせず、うなだれたまま連行されていった。


 本当にもう、父親の復讐を成し遂げる心が折れたのか。

 それがこの男を見た最後で。


 その後処刑されたという話も耳にしなかった。


 レフィカルは「自分の父親の処刑という王族の醜聞は、上位クラスの人間しか知らない出来事だ」と言っていたけど。

 されてないはず無いから、アイツの最後も同じようなことになったんだろうか?


 ……こう言ってはなんだけど。


 死ぬことで、誇りにしていた王族の血筋に見合った扱いを受けられたのかもしれない。


 最期の瞬間にどう思ったのか?

 心の底から大嫌いな男だったけど、そこが少しだけ俺は気になった。

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