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追憶⑨ごめん
「私とお付き合いしてくれませんか?」
未来は僕に告白してきたのだった。ただただ僕は驚いた。学校1美女なんて言われている奴が根暗ぼっちの僕に告白してきたのだから。今まで数多くの人の告白を玉砕させてきたのに、あっさりと言いのけて。普通ならそんな彼女と付き合えるなんてこの上ない幸せだろう。周りがどう思おうが完全に勝ち組である。誰であってもこの告白を受け入れるはずだ。断る理由が見当たらないはずだった。
「やめてくれよ...」「そっか...そうだよね...まだぜんぜ」「やめてくれ...頼むからやめてくれよ...」「高橋君?どうしたの?」「く...はあ...はあ...はあ...はあ...!」「高橋君しっかりして!」...!!
1時間ほどかかって僕は正気に戻った。こうして僕は彼女を拒絶したのだった。




