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淫魔さんの人間暮らし  作者: 仲田悠
第十一話「淫魔さん、武器を作る」
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02-武器作りへの想い-

「「わああああああああああああああっ!!」」

 町に戻ると大歓声。

 火災は収まってるね。この感じからして濃霧魔法でも使ったかな。良い感じ。

「凄いじゃないか!ミスリルまで!」

「それどころか五億べスタも貯め込んでたよ。全額復興に充ててミスリルだけ献上だ」

「おおおっ!」

「「わああああああああああああああっ!!」」

 アルトリアも戻ってきてるな。

 どれくらいになったんだろう。

「幾らになった?」

「等価でした!ですが、本当に宜しいので?」

「六億有りゃ被害に遭ったヒトの当面の生活費にも出来る。良いから使え」

「ありがとうございます!」

 等価って事はここも微妙な国って事か。

 いや、最近はマルがかなり上がってるから悪くない国なのかも。軍を除けば。

「あの!助けて頂いてありがとうございます!」

「倒してくれただけでありがたいのに寄付までなんて!」

「良いから良いから。復興は大変だろうけど頑張って」

「「はい!」」

 んー、どうしよう。

 ここはさっさと退散すべきか。

「バランは復興が落ち着くまで留まるでしょ?」

「ああ。故国だしな。後は某だけで十分だ。パーティから抜けると話してある。良い素材を見つけて帰るところだったんだ」

 お、この辺りだと確かコンポジットボウ向けの素材だったな。

 あー、そうだそうだ。エアリが滅茶苦茶喜んでる。早く帰りたいだろうな。

「んじゃ、悪いけどボクは退散するよ。これ以上はここのヒトに迷惑が掛かる」

「「えっ!?」」

「本当にすまない。それについても某が何とかしておく。と言うか何とかしてから帰る」

「あはは。無理しない様にね」

 イキシアの皆にも声を掛けて帰ろう。

 バランが居たパーティは、うん、ペガサス追加決定だ。エアリの為に。

「災難だったねー」

「いやいやいや。あんなに巨大なオリハルコンの塊を見れただけで帳消しですって」

 遠征に参加してた行商人にも声を掛けよう。

「ボク達と一緒に飛んで帰らない?荷馬車はボクが飛ばすよ」

「おお!是非とも!飛んでみたいです!」

 よし決まり。

 馬同士で話が出来るらしいからアルトリアに荷馬車の馬と話して貰おう。

 飛ぶけど大丈夫だから落ち着いてくれとね。

 承諾して貰えたんで、オリハルコンの荷台と一緒に飛翔魔法で高く飛ぶ。

「皆、元気で!」

「「わああああああああああああああっ!!」」

 色々と美味しい話だったー♪


「「わああああああああああああああっ!!」」

 帰ったら帰ったで大歓声。

 ボクがバランを助けに行ったのは知られてるし、その上大戦果だったし。

「アイラさん!よく無事で!」

「ただいま帰りました。いやー、町の英雄になるわ大きなオリハルコンが手に入るわで美味しかったですよー」

「はははは!それは何よりだ!しかし凄いな!確かに大きい!」

 出迎えてくれた町長さんも笑顔。

 巨大なオリハルコンを見て更に笑顔。

 あ、子爵も来てくれた。

「おおおおおっ!」

「子爵。公爵のお土産はまともな二振りになりましたよ」

「凄まじい量だ!そんなに多かったのか!?」

「聞いて下さいよ。これで一体なんです。ウチのメイドを思えばどれだけマスターがショボいか解るでしょう?」

「はははははっ!確かに!これで一体か!」

「「ははははははははははっ!」」

 町の皆ももう解ってる。

 大きくて一体はショボいマスターだって。

 改良前のエメラルドもそうだけど、チェスだけで十分解るもんね。あれペンキだし。

「でもよ、アイラ。実際問題、これどう売り捌くつもりだ?」

「馴染みの冒険者に武器作ってやろうかなと」

「「マジで!?」」

「「おおおおおおおっ!?」」

 もしデカいオリハルコンゴーレムを見つけられたらそうしようと前から考えてた。

 って言うのもだね。

「バランとかほんと頑張ったと思うんだけど、同時に二ヶ所とか出られると困るじゃん」

「「あー…」」

 ボク抜きでも戦える様にした方が良い。

 それは勿論呼ばれたら喜んで行くけど、今回の被害を思えば持たせるべきだ。

 ボクを呼べる面子には持たせたい。

「そこで子爵。ちょっと頼まれて頂けませんか」

「それは期待させて貰っても良いのだろうか」

「お世話になった方に観光案内して頂ければと思うんです。勿論、奥方やご子息も一緒に。ボクの事を理解して下さればですが。子爵の息子さんを呼んで下さっても構いません」

「すぐに出る。必ず説得する」

 公爵にも胡麻擂りしとこう。

 子爵の息子さんと商談もしたい。

「はい、皆ー。幾ら触っても良いよー」

「「おおおおおおおっ!?」」

「世界で最も希少な金属だ!好きなだけ触ってよし!金槌で叩いても良いぞー!砕けられたら欠片をあげよう!」

「「ぶふっ」」

「「わあああああああああっ!!」」

 とりあえず皆の玩具にするか。

 これも話の種になるだろう。

 どうせ傷付かない。

「くくく…っ!あの時のフィルの気持ちが解ったぜ…っ!アイラ酷え…っ!」

「良いじゃん良いじゃん。一般人にゃ縁が無い金属だ。どれだけ凄いか実感させるってのも乙なもんでしょ」

「確かにな…っ!」

「それよりフレキ。手分けしてアッサムとアイリスの馴染みの冒険者を集めてきて。一先ずボクが呼んでるって事で」

「解った!」

 皆が飽きる頃には集まるだろ。

 あ、親方とおじさんも来てくれた。

「ぶわっははははははっ!マジでカモだ!」

「すっげええええっ!デケええええっ!」

「あはははは!ほんとカモだったよ!倉庫にはミスリルと五億まで有ってさ!町が荒らされてたから五億寄付してきた!ミスリルは献上!」

「「ははははははははははっ!!」」

 ほんとカモ。

 と言うか、カモが出たとだけ伝えて飛び出してるし。カモとしか考えない。

「アイラさん!凄いですね!本当にオリハルコンゴーレムを倒しちゃうなんて!」

「ね、カモでしょ」

「カモですね!カモでした!凄い大きい!」

 前にオリハルコンゴーレムの事を話したギルド役員の子猫ちゃんも納得。

 報告が来るようならお願いねー♪


 冒険者が揃ったところでオリハルコンの荷馬車を引いて帰宅。もう皆してにっこにこ。

 道中でオリハルコン武器を作ってやると話したからだ。バランにも話してある。

「うおお…っ!鍛冶屋やってて良かった…っ!」

「ここに来て良かった…っ!」

 ちゃんと打てる、とおじさんが興奮してるし、移住してきた鍛冶屋にも声を掛けたんで二人とも興奮しまくり。

「先にオリハルコンの鍛冶道具だね。こんだけ有れば一式作っても問題ない」

「「うおおおおおおおっ!!」」

 武器を全員分作っても半分以上残るはず。

 鍛冶道具を揃えるなんて楽勝楽勝。

「親方。大工道具も作ろうよ」

「うおおおおおおおっ!欲しい!」

 親方にも大工道具。良いの使って下さい。

「な、なんか、アイラの家に近付く度に手が震えていく気がするよ…」

「いや、アレス。気がするじゃねえ。俺震えてる。オリハルコンだぞオリハルコン」

「「うんうんっ」」

 まず冒険者じゃ届かないもんね。

 持ち歩くのが怖いくらい。

「鞘の留め具に施錠魔法をエンチャントすりゃ気も楽になるさ」

「「それだ!」」

 登録者が思念を送る事で着脱する魔法で鞘の留め具を固定すれば抜かれる事は無くなる。

 後はベルトも同様にすれば寝る時にベッドに固定出来て盗難も安心。

「やっと安心したよ。国家予算を持ち歩くのと大差ないもの」

「「うんうん」」

 ほんと携帯国家予算だよね。解る。

 ボクも初めて手に入れた時は手が震えたし。

「ちょ、アイラさん。大工道具入れにも着けてくれよ」

「俺も俺も。てか金床怖え」

「金床怖いな…っ!」

「だね。金床には施錠魔法と固定魔法かな。認証しないと動かせない調整」

「「それだ!」」

 金床は確かに怖い。

 国家予算の上で鍛冶仕事は怖すぎる。

 っと、いけないいけない。

「レンジャー諸君も魔法職諸君もちゃんとオリハルコンで武器作ってやるー」

「「おおおおおおおっ!?」」

「ほんと!?弓作れる!?」

「腕輪!?」

 全員分を用意すると言ったでしょ。

 オリハルコン武器が見れると喜んでるだろうけど、弓も魔法職用もちゃんと考えてある。

「エアリは見てなかったね。オリハルコンを加工する時に専用魔法で加工しやすくする工程があるんだけど、それを調整した物と施錠魔法の組み合わせでエアリにしか引けない弓を作ってあげる」

「「うおおおおおおおっ!」」

「やったあああっ!オリハルコンの弓ーっ!」

 ミスリル同様にオリハルコンにも加工用の専用魔法があって、それを応用するとオリハルコンをしならせる事が出来る。それと施錠魔法を組み合わせて込めれば登録者にしか使えない弓が出来るって訳。勿論防犯用の構造にもする。

「魔法職はネックレスにして魔石を埋め込もう。で、魔石の元になった属性効果増幅魔法をエンチャントして増幅力を更に高めるんだ」

「「うおおおおおおおっ!」」

「欲しいいいいっ!神器いいいっ!」

 これこそ神器って奴。

 ビーズを作って緑蜘蛛弦に通してネックレス。

 引っ張っても千切れないし、施錠魔法を使えば自分以外外せない。ばっちり。

 魔石の材料は補充されてるからハーレムの子猫ちゃん達にも作ってあげよう。


「「きゃー…♪」」

 音楽子猫ちゃん達やミセリナも呼んで早速加工開始。まずは道具から。

「うおお…っ!叩けてる…っ!俺今オリハルコン打ってる…っ!」

「もう何時死んでも良い…っ!」

 なんか鍛冶士二人が泣きながら打ってるけど気にしない。頑張れ。

「お姉様っ♪触っても良いっ?」

「あ、うん。どう頑張っても傷つけられないから好きに触って」

「「きゃーっ♪」」

 主な用途が武装で、宝石みたいに透き通ってたりしないけど。

 やっぱり貴金属となると子猫ちゃんは喜んでくれるもので。

 オリハルコンゴーレムを真っ二つにした時に使った専用加工魔法で小分けにしたオリハルコンに大喜び。

「くぅ♪響きは良くないけど、これで楽器作ってみたい…♪」

「「うんうん♪」」

「あはは。気持ちは解るけど流石に無理だって。防具すらロクに作れないくらいの硬さなんだ」

 楽器は無理だなー。

 防具でもせいぜい盾が精一杯なのに。

「アイラさん、俺も少し叩かせてくれ。今回だけは一回だけでも叩いておきたくてよ」

「うん、良いよ。どれだけ頼れるか実感して」

「ああ。…お、おおっ。こいつあ、死ぬまで頼れる…っ!」

 ボクは親方の大工道具を打ってる。今はカンナって言う角材を薄く削る道具の刃だ。

 形を整えて専用加工魔法ですぱっと刃先を作るだけだから結構楽。

 親方に感触を確かめて貰ったら手早く形を整えてすぱっと仕上げ。

「…よし。親方、試してみて」

「ああ!」

 ここからは皆の武器に入る。ボク用の鍛冶道具は魔法でぱぱっと形を整えて作ってある。鍛冶士の二人は練習として打ってるだけで、元々鍛冶道具は削り出しでも十分だからね。

 先に作るのが簡単で本人達にもやらせなきゃいけない弓からいこう。

 前もって話してあって、コンポジットボウの主軸となる板として各自で鋳型を作って貰ってた。溶かして流し込むだけの簡単な鍛冶仕事だ。

――ジュゥゥゥ…。

「「おおおおおおおっ!!」」

「「きゃあああああっ♪」」

 魔法を駆使しても尚高い融点で熱し、殆ど真っ白に近い色のオリハルコンが、オリハルコン用の鋳型にゆっくりと流し込まれる。

 全ての鋳型に流し込んだらまた魔法を駆使して融点も戻し、水に浸けても大丈夫な状態まで魔法で少しずつ戻して行く。

「アイラコンサルトと全然違うわ…」

「え、お姉様。魔法を使わないと無理って事?」

「正確には魔法を使った方が楽、だね。正確な加工工程があって、そのどれもが魔法無しだと凄まじい費用が掛かる内容なんだ。融解温度を落とす工程とか、貴重な薬剤を特殊でお金が掛かる方法で調合して大量にかけながらオリハルコンに掛け続ける。正直、オリハルコンもミスリルも集めてからの方がお金が掛かるんだよ。集める為に必要なお金の倍以上もね。それじゃ研究どころじゃないって事で開発されたのが専用加工魔法の数々って訳」

 本当に英知の結晶と呼べるだけの工程の数々で、貴重な物と高度な知識を総動員して漸くって内容ばかり。

 それを魔法として確立させたから今のヒト達はオリハルコンを加工出来てる。

 折角だし、金属記録を見せようか。ミスリルとオリハルコンだけは袋を被せて封印してたんだけど、皆になら見せられる。

「ちょっ、何これ…っ!」

「うお、おお…っ!ワケ解んねえ…っ!」

「アルカナ文明人凄えよ…っ!」

「聞いた事が無い単語の羅列でしょ」

「「うんうんうんっ」」

 詳しく記録したけど、ボクでもまだ理解しきれていない理論で沢山。これをちゃんと理解するのも目標の一つってくらい。

 もっとちゃんと基礎から知識を積み上げていかないと駄目だと思ってる。

「本当はね。オリハルコンは最初、ヒトを空の向こうへ運ぶ為の乗り物を作る為に研究が始まった物なんだ」

「「え?」」

「空高く飛び続けると、空気も重力も圧力も無い宇宙って言う死の空間が広がってる。そこを安全に長く飛び続けて、別の世界を探してみたいって言う探求心がオリハルコンに込められてた」

 でもアルゴニアのせいで兵器転用が決まり、計画は断念。武器の生産に切り替わる。

 途中まで造られたその乗り物、宇宙船を完全に解体してまで平和の為に武器となった。

「丁度ボクが記録を終えた頃だったよ。ボクもフィルも愕然とした。ボクは熱心に勉強してたり乗り物を動かす為に必要な魔法の開発を手伝ったりしてたし、フィルも持ち前の力を使って誰よりもオリハルコンを加工してた。なのにアルゴニアのクソだ」

 とにかく悔しくて、悲しくて、仲間に何度も泣いて謝った。

 率先して同族を殺す為の魔剣を沢山打った。オリハルコンに泣いて謝りながら打ち続けた。

 この武器を振るう勇者達に、何が何でもアルゴニアを殺す様に伝えてくれと仲間に頼んだ。

「だからボクは魔剣を作りたくないんだ。それ以後、魔剣らしい魔剣を作ったのはフィルとバルフルの剣、オリハルコンの魔剣二振りだけ」

 オリハルコンは平和を守る為に使われるべき金属だ。だからボクは皆に託す。

「いつか、オリハルコンでなくても空の向こうへ行く為の乗り物を作ってヒトと一緒に空の向こうへ行きたい。この世界は綺麗で素敵な場所なんだと一緒に確かめたい。途中まではフィーナを連れて行った事がある。心の底から震えるくらい綺麗な光景だった。だから、皆。いつか皆で見に行く為に使ってくれ。全て正真正銘、本物の魔剣に仕上げる。この一帯、手が届く範囲で良いから、誰かの為に振るってくれ」

「「ああ!!」」

 皆になら託せる。

 あの仲間達とボク達が生み出した、本物の魔法武器を。


 ボクの意思にフィーナも応えてくれた。

 光魔法も色々とエンチャントしたいって言ってくれたんだ。

「出来ました」

「ありがとう。アレス、受け取れ。銘は神の剣、神剣エクスカリバーだ」

「使わせて貰うよ。トアイライトや向かう先々のヒトの為に振るうと誓う」

 聖も魔も込められた神の剣として。

 身体能力向上、自己修復、各種障壁。

 活力回復、自己再生、浄化。

 何が相手でも互角以上に渡り合える神の如き力を持った武器に仕上げた。

 磨ぐのだけは鍛冶士二人に任せたけど、ボクより熟練してるんでボクだけで作るよりずっと良いはずだ。

「アレス、どうだ?」

「凄いよ。凄すぎて逆に落ち着いた。持っただけで解る」

「切れ味が上がる訳じゃないから、なんなら皆に試させてごらん。アレスも効果抜きで試すと良いよ。効果無くても十分だから」

「う、うん」

「「うおおおおおおっ!!」」

 まあ、あまり気負わずに試してみたまえよ。

 神器レベルの武器がどれだけ凄いか。

「うわ…っ!」

「なん、じゃ、こりゃ…っ!」

「セルケナスを音も無しに斬りやがった…っ!」

「やべえ、これだけで十分だ。借りるまでもねえ。ってか下手に借りれねえ」

「「うんうんうんっ」」

 アレスが今までの剣をすぱっと切っただけで理解。それがオリハルコン武器だ。

 これで効果も乗せればオリハルコンゴーレムが相手でも敵じゃない。

「効果込みでの訓練も始めとけ。世界ががらっと変わるから。本格的な訓練はフィルが帰ってきてから鞘に入れた状態でだね」

「ちょっと訓練場に行って試してくる!」

「俺も見に行く!」

「「俺も!!」」

 行ってこーい。

 順番待ちで後の方の奴は見に行くべし。

「偉え業物だったな…」

「あ、親方。遅かったね」

 親方が戻ってきた。結構掛かったと思ったけど入りづらい空気に遠慮したかな?

「密封性が高く丈夫で熱にも冷気にも強え素材は無えかと素材記録漁っててな」

「あはは。ありがとう」

 むしろ話を聞いて素材記録を見に戻ったか。

「敢えて当時の記録を残さなかったな?」

「うん。内部に使われてた素材は全部抹消したよ。ボクや新しい仲間とで一から積み重ねて辿り着くべき事だと思ったから」

「俺にも噛ませろ。俺も見てえ」

 そこまで察してくれたなら拒めない。

 そうでなくても親方なら大歓迎だ。

「ずりぃぞ親方!アイラさん、俺も噛むぜ!俺も見てえ!」

「俺にも噛ませてくれよ!凄えデケえ話じゃねえか!」

「あはは。勿論だよ。皆で一緒に行こう」

「「おう!!」」

 色んなヒトが賛同してくれる。

 なら、いつかきっと行ける。

 その日を信じて、今はその想いをオリハルコンに込めよう。

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