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11話 水都ウォーターシティ
前回までのあらすじ
ポンプ平原で水魔法使いユキさんに出会った宇蔵と鈴。どうやらユキさんはウォーターシティ出身で、今もウォーターシティに帰るところだったそうだ。
2人はユキさんを心配に思い、共に行動する事にしたのだった。
11話 水都ウォーターシティ
どこまでも広がるかと思われた緑の絨毯は、青い色へと変わっていった。
海が見えてきたのである。
「もうすぐ見えてくるはずじゃ」
先導するユキさんがそう言った。
俺と婆さんは疑問を抱いた。
「国どころか建物すら見えないじゃないか」と。
「2人はウォーターシティに来るのは初めてなんだよな。なら…あんまり驚いて寿命を縮めるなよぉ」
ユキさんが上り坂が終わっている場所で立ち止まり、ニヤリと笑った。
俺達は不思議に思いながら坂を上がりきり、見晴らしの良い丘のような場所に出た。
「爺ちゃん」
婆さんが俺の服をギュッと掴んだ。
「あぁ、なんということじゃ…」
海は果てなく真っ平ら、それが在るべき姿だ。
しかし俺が見た光景は違った。海が…
沈んでいたのだ。
「ようこそ。海中の都、ウォーターシティへ」
ユキさんはいつも通りに、そう言った。




