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女神の箱庭  作者: 空野 氷菓
宣戦する守護者達
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おわりのはじまり


 〝もしも〟と〝女神様〟は問いました。


 「もしも、私が、世界の〝終わり〟に抗ったならば、貴方はどうなされますか?」


 すると、〝神様〟は答えました。


 「お前に一度だけ、〝機会〟を与えよう」


 女神と同じ金の髪に、女神と同じ青い青い目をした〝神様〟は、そう言いました。


 「わたしは忌まわしく哀しい〝魔物〟を、お前の元に送り込む」


 そうして、〝もしも〟と〝神様〟は微笑みました。


 「〝魔物〟を退け切ったならば、世界を、お前にくれてやる」


 〝終わり〟にするも〝続ける〟も、〝女神様〟の自由にすることを許す、と。


 〝神様〟は、穏やかに微笑みました。


 「ようく考えることだ。哀れで愚かな、うつくしいだけの〝女神〟」


 慈愛も残酷も、清廉も淫靡も。

 あらゆる全てをお創りになった〝神様〟は、そう、微笑みました。


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