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④ 依頼完了
女の子は何度も礼を言い、ミーちゃんを抱いて帰っていった。
協力してくれた者たちも、それぞれの仕事へ戻っていく。
最後まで残った警邏の男が尋ねた。
「結局、いつ見つけたんだ?」
私は最初に灰色の猫と出会った路地を指さした。
「捜索を始めて、すぐですね」
「では、その後の二時間は?」
「ミーちゃん本人にも捜索へ協力してもらいました」
警邏の男は何か言いかけたが、諦めて去っていった。
相棒が深いため息をつく。
「探偵のおまえが、捜している猫を連れて歩いてどうする」
「見つけたのは私たちではないわ」
「では、誰だ」
「ミーちゃんが私たちを見つけた」
「帰るぞ」
相棒が歩き出した。
私も後に続く。
しばらく歩いたところで、見覚えのある噴水が現れた。
本日、四度目だった。
「ところで、宿はどっち?」
相棒は答えなかった。
※箸休めに。
行方不明者本人が、自分を捜す捜索隊に参加していた海外の実話二件を下敷きにしています。




