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勉学週間

 訓練所の床を破壊したという事を父に説明すると俺は騎士団の入団を1週間先送りになり、その間は姉のモニカに勉学を習う事となった。ただ、姉も忙しそうだし、何回かはマリーからも習うかもしれないな。


「じゃあ、そういうわけで俺の入団は1週間後になったから、今日はもう自室に戻るよ」

「ジュン様、申し訳ありません、俺のせいでこんな事になってしまって!本当ならば俺が咎を受けなくちゃいけないのに」

「私もそうです、騎士団長としてこのような事態を招いてしまったのですから」

「で、でもさあ2人は騎士団の団長と副団長だろう、2人に責任をかぶせちゃったらその、俺が困るからさ……」


 父がもし2人に責を問い詰め、そのまま何かしらの処分、最悪地位を取り上げられたら俺の見習いが滞ってしまうし、騎士団入りの話も流れてしまうかもしれなかったし、俺にはまだ指導してくれる彼らの力が必要だ、そう思ったからな。


「しかしジュン様、今回は比較的軽い処分で済みましたが、更にジュン様の地位をはく奪する処分もあり得ましたがその場合はどうされたのですか?」

「ま、まあその時はその時かなって思ったよ、俺はもともと魔力がなくて継承権がなかったわけだし、そんな俺に少しでも役目を与えようとしてくれただけでもありがたかったわけだしな……」

「ジュン様、領主の資格にふさわしいかはともかくジュン様はすごいお方で、俺達にもジュン様が必要ですよ」

「そう言ってもらえると嬉しいな、じゃあそろそろ部屋に戻るよ、じゃあまたな」


 こうして俺はメイル達の元から離れて自室へと戻って行った。俺が必要か、この家に生まれて初めてかもしれないな。そんな事を言われたの。興味本位とはいえ、気功スキルによる気弾攻撃を覚えたのは良かったかもしれないな。


 だけど、気功スキルと属性が合わさる謎は結局まだ解けないな。まあいいや、そのうち何か分かるだろうし、攻撃以外の使い方もできるのが分かったのは大きいな。ただ味方の治療はできなさそうなんだよな。


 そう考えながら部屋に戻ると既に姉モニカとマリーがいて、早速モニカが言葉を発した。


「ジュン、聞いたわよ、訓練所の床を破壊したんですって、もう何やっているのよ!」

「ああ、ちょっと模擬戦で張り切りすぎましてね……」

「まあそのおかげで1週間勉学をみっちりやれるし、そこは良しとするわ」

「ジュン様、今日はモニカ様と私で勉学を見ますが、モニカ様はご多忙なので私が見る事が多くなると思いますのでよろしくお願いします」


 やっぱりそうなるよな、さあ1週間の勉学週間のはじまりだ。

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