無事に再会
アダムが屋敷を占拠し、父を拘束した事の報告を受けた俺達はまず次のアダムの目標がありがとうございます。姉であるモニカだとふみ、モニカが母や弟、妹と逃れているヴィスタ家へと向かうべく移動を開始した。
メイルはその間に自分の実家であるファブ家に戻って父親と共に兵を集めるのだと言う。
まずは姉上達を守る為に一刻も早くヴィスタ家へ向かわないと、そう思い俺達は行動を開始して現在ヴィスタ家へと向かっている最中だ。
「早く行かないと姉上達が危険だ」
「そうですけど、一応斥候にも周辺を探らせていますがまだ大きく兵が動いている様子はないそうですよ」
「屋敷まで斥候を送るのは無理か?」
「そうしたいのはやまやまですが、さすがに距離が離れていますし、近づくだけでも難しいですね」
アダム達の様子を確認させたがったが、それは難しいか、仕方ない、周辺を警戒しつつヴィスタ家へと向かうのが最良の選択だな。
そう考えながら俺達は移動をしていると1人の騎士から声をかけられる。
「ジュン様、見えてまいりました!あれがヴィスタ家の屋敷にございます!」
「あれか⁉そういえば俺は始めてくるんだったな」
「ジュン様、ヴィスタ家の者も警戒しているでしょうし、まずは私が話しに行ってまいります」
「ああ、頼む」
まずは騎士がヴィスタ家の屋敷にモニカからの報告を受けた事を説明しに行ってくれて、俺達は彼の帰りを待つ事とした。
しばらくすると騎士は戻って来て、俺達に話しの結果を教えてくれた。
「ジュン様、お入りくださいとのことですが……」
「どうした?何か問題でもあるのか?」
「ヴィスタ家もモニカ様らの受け入れをしたばかりで慌ただしく、話すにしてもジュン様ともう1名でお願いしますとの事です」
「そうか……仕方がない、ダンテ俺と一緒に入ってくれ」
まあ、いきなり兵を伴って押しかけてしまったからな。屋敷には最低限の人数しか受け入れられないのも無理はないか。
「分かりました、それじゃあ行きましょう」
「頼む、とりあえず兵の寝床を確保できないかも確認してみる」
「お願いします」
こうして俺とダンテはヴィスタ家の屋敷に入り、応接室まで来ると、そこにはモニカと母上がいた。
「母上……姉上……」
「ジュン……無事だったのね……」
「ジュン……ああ、良かった……」
2人とも、俺の無事に安堵して俺は2人から抱き着かれた。一瞬戸惑ってしまったが、とりあえず無事で良かった。そして2人の抱擁は疲れた心にも効いたな。




