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向秀黎明  作者: 塩崎栞
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とある記録

〈ある官吏の記録から抜粋〉


 嵆中散(けいちゅうさん)既に(ちゅう)せられて一月経つ。

 向子期(しょうしき)郡計(ぐんけい)に推薦され洛陽に入る。

 司馬昭(しばしょう)引進(いんしん)して、問ひて曰わく、「君は箕山(きざん)(こころざし)あると聞くが、何故ここにいるのか」と。

 箕山、(ぎょう)の時代の隠者巣父(そうほ)許由(きょゆう)が隠れ住んだ山なり。

 箕山の志というものは、隠逸(いんいつ)の心なり。

 向子期、(こた)へて曰わく、

「巣父と許由、彼らは頑固で人と融和せず。尊敬するに値せず」

 王、感嘆して溜息を吐く。


 向子期の顔、何故か笑つているようにも泣いているようにも見えたり。




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