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Heart of 6 〜赤と譲渡〜  作者: 十ノ口八幸
二章~交渉決裂と戦争準備~
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二章〜終〜

巻き混ざり粉砕され収縮し散っていく。

その現象が何かの印象に遺すように幾度も繰り返されては嘆き哀しむ。

それはまるで。

そう死に別れた血縁者と再会したと思ったら実は。もしくは目的達成のために様々な手段方法を模索し完遂させたが実は。さらに研ぎ澄まし鋭利な武器を造り上げるように練り上げ思い描き到達した景色が実は。

そんな不愉快な感情が鎮座する場所。空間。世界。

そのようなものはないのだが。されど混沌は飽和に近づいていた。

逃げる場所も隠れる場所も隔離する場所もない視覚上何もない空間にて複数の影が存在していた。


なあ。

なんじゃい。

危険な状態だよな。普通に。

そうじゃな。

で。

なんじゃ。

いやな。その。

言い淀んで濁すようなことは頂けんな。

うん。そうだな。なに普通に考えても何かの意図が介在してるだろ。

否定はせんよ。

なら正体も。

むむ。だが証明できるものは無い。

そうかい。で、どう対処する。現位置を把握するにも時間がない。

その方法なら考えてあるが、填まるかは未知だぞ。

まあ填まったなら短縮になる。ならなかったら。

まあ、のお。

は、はは、は。そうか。そんじゃ、直ぐに取りかかるか。これが終われば。しかしな、はっははぁ。まさか教義の関節なんて古い方法を用いるとは予想外だよ。

だがの。

なんだよ。

なに、器を確定させるには必要最低じゃろうが。

まあ、そうだけどな。限度があるだろうが。

して。どうする。

まあ。力の発動で面倒事は。あ、はははは

どうした。

これも確定事項とか云わないよな。

くくかくく。どのような道であろうとな。自身を見失わないように直立不動にして不可視の存在たれ。

云ってる。違うか。言ってる意味が解らんのだが。

くかっ。理解できぬとも(こころ)に留めておくのじゃ。しかしあれには無理なことかのう。

はは。そうだな。でもまあなんとかして留まらせる。

しかし。

ん。

よもやあれの。あの哀しみたるがこれまで感知するとは。

予想外か。

そうさな。まあ、これも。

ああ。世界に確定か。でもな。

我にして。

俺が簡単に進む気など毛頭ない。

くかかかかかっ。

なんだよ。

我にとっての本意を理解していてどうして同調の手前までする。

ん。さあな。俺に理解はしたいけどまあ理解は自身でもできない。なんで、この先はどうなるかね。

ほほほほ。なら思惑通りの彼方が不変するかね。

ん。させると思うか。

まったく、あの時にも引き入れたが。

今回が上手く行くとは思うなよ。

そうじゃな。

そうだ。あの時と同じように納得するかなんて。というよりそれの感覚を有しているとかないだろうな。まあそんなのが居たなら、完全に。

敷かれた。

意図だと。

想うな。

考えたくないけど。さて。

お。

これ程の負傷だどう処置するよ。

簡単に施しなんぞしても。

治療して、しすぎたら問題続出だな。

それで。

なんで完全治癒は回避といくか。

それで。

足首の完治と中途半端な両手首の治癒で。

そういくのか。

まあ無難だろ。

その方向で何を問われるか。見物だと。

いや見ないぞ、完治させない方向であって別の考えなんぞない。

しかしの。それでも何かの影響はあるだろう。

そんなものは知らない。どう転ぼうと。間に合うならいいんだよ。

くくかっ。いいだろう。だがのこれ等の影響は小さくない。必ず何かに引っ掛かり事態を転ばせる。

知るかっ。何に引っ掛かって何かに影響するなんてのを当てられるならもう次元が違う。

そうだな。だがもう転がされている。止まりはせんし、後は行く方位を変えるだけよ。それは何の意図にしても意思にしても終着点は変わらぬ。はずだ。

それじゃぁ始めるか。

うぬ。


一人と1つの前に苦悶と悲壮を張り付けた存在が四肢をあり得ない方向へと曲がって首だけを立てられている黒い塊に固定されていた。

一人はその存在を介して幾つかの比喩を施していく。

1つは見守り時折助言をいう。


どうよ。んでさて。どうなるのやら。

ああ。あの時と異なり、不意でなく不測でなく不要でもなく故意で引き入れているからの。

あの時は意図して繋がったのでなく。偶然が幾つか層となってあの場所に弾き出されたに過ぎない、しかも混濁と一部の捻り切れた場所だ。その効果なのか土地は死んでたな。まあそれでも唯一の収穫は。ん。あれあの回収した奴は何処に流したっけ。

おうお。そういえばあれから放置していたのう。何せ、余りに原型を留めぬようにのう。

仕方ないだろ、暴れて向かってくるから中途半端にしても逃げの一手に転じられても困るし、なんでずたぼろにするしかないだろ。

だからと言うても遣り過ぎには変わりなかろうが、おかげで現在も肉体は治療中じゃぞ。

ん、そうそう。そうだった。そういや、それだったな。でも。

ふむ。不可解よな。

げっ、もしかしなくても。

ふふく。よもやと思うが当たっておろう。

げえぇ。面倒増やすなよな。大人しくしとけばまあ。

くく。言葉の通りとは思えぬな。

なんだよ。

ふほはほ。なあに。お主はやはり怖いと。再認識したのよ。

へえ。そうかよ。んじゃ。施術完了。

終わったかの。

おう。どうよ。これで。

んなっ。なんじゃこれは。

な、なんだよ。

もう少し抑えて。と言うたろうに。

あああぁっ。なんだよ文句あんのか。

ありありじゃっ。この戯けが。

んだよっ。

控えめということを知らなさすぎるわ。

だったらやれよ。初めからよ。

我がこれに振れるなど簡単ではない。それを説明せんといかんのか。

あのな。そんな説明なくてもこの空間でのこれは。お前が創ったろうが。なにを。

はあぁ、そうか。其処からか。

なんだよ。

いいか、説明するぞ。


その説明は長く割愛する。


んな。なんだよそれは。知らないぞ俺は。

確かじゃよ。幾つもの方法を用いて認めるて、多角的な考察を踏まえてかの結論に至ったのだ。

じゃあよ。それなら初めから言えよ。

言ったはずじゃぞ、だが貴様は聞いておらなんだな。

な、それなら。

だから、それ以降、何度も説明しようとしたのじゃぞ、だのにそれら全てが何かに阻まれるように。

はあ、なあ。

なんじゃ。

お前はなんだ。

ふん。しれ

神を自称するならそれを撥ね付ける力を発揮してろよ。

んな、言うに事欠いて。きさ、ま。

はあ、じゃあ、良いよ。

なんじゃその言い方は。

あ゛あ。言い方てなんだよ。

はっこの様な無様不要な事で語っても無能しかならぬか。

な、なんだよ。はっならお前がやってろよ。ほらよ。許可証。

ふんっ。

はっ。つまんねえの。

おい。何処へいく。

んあ。何処へ行こうと関係ねえだろうが。取り敢えずじじぃが見えなくなるまでだよ。

ふん。なら好きにせい。我も忙しいのだ。

そうかい。じゃあな。

おう。行け行け。目障りじゃ。

けっ。


ああったくよう。なんだよ俺も考えて施してたのに。なんだよ本当に俺の意図を理解して汲んでくれても良いだろうが。はあ。少しは何かを掴めるとか考えてたが、全然だな。はは。はああぁ。疲れた。なんで普通に探し物をしようとしていたのにこの面倒な状況に流されてるのよ。普通、もっと、こう、なああるよな。どうしてだろうな。

はあ。疲れた。何がとかでなく。とにかく疲れた。。休みたい。寝たい癒されたい。はは、は。当初の目的から解離しすぎてるよな。ああああ、ああっ。もう、投げようか。投げたら、さてどうなる。決まってる。最後は俺が手を下すだろうな。それはそれで愉しいのか。いや、いやいやいや。それを言ってしまったら元もこもない。

ん。なんだ。何かを感じたんだけど。もしかして。だったら憂さ晴らしつぃでに行ってみるか。


歩く足音は虚無へと霧散し、吐き出す息は霧消する。

だけどもしかしてどうなるものでなし。

歩みに迷いなく進み着いた位置には。

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