序章~其処までに至る回想~10(終)
僕は何のために記憶を呼び覚ましていたのかな。
長いなぁ。こんなに長かったかな。あれまで。
さてさて。気を取り直して、思い出しましょうか。
そう、僕はあの島での騒動を知らない内に納めていて、それで島の名を聞いて納得して。用意された船に乗りました。
戻った端末は確かに不可解な事も、可笑しな部分も在りませんでした。
あの島の統治者に資料一式を送信しました。
その後あの子供に渡されたカードを端末に読み込ませると僕の担当する島が一覧表示されました。
「一番近いのが、此処かな。」
視線で指し示した場所。その島は旧エジプト領。現エラフウェル領内。人工島、ニンファエナ・ロッツ。
その遥か手前の領域、旧キルギス領。イシククル海内人工島、続島アルボレウムローゼ・ツリップ。
主要研究内容は幻想に関する研究。
幻に至るまでには幾つかの方法がある。
現在の主な研究内容は幻術師。または幻術使いとよばれる有力者に対しての研究。
これは幻を持って掛けた対象の思考と肉体の変異の研究。
表では生命救済と謳っていながらその内容は、酷いものでした。
添付されていた動画や画像を見た瞬間に止めました。消してはいませんよ。
さて、話を戻しますね。
これで僕の大方の計画の人員は確保出来ました。これも誰かの意思によるものなのかは別にして、この時の襲撃者は面白かったです。
だって、目的が僕ではなくて純粋に世界救済を語ってましたこら。
ねえ、この辺は知りたいですか。
この辺りを話すと長くなりすぎて更に疲れそうなんで割愛させてもらいます。
最後を語りますと、襲撃者はある思想で動いていて、その思想が世界救済に繋がるとは思えませんけどね。それに基づいてこんな事をしでかしてんです。
曰く、あの方を顕現させるための礎のための贄と成ることを喜べだの、は、ははは。我々は憤怒をの殺戮教団実行部隊なり。とか、この水上走る箱には規定数の心が都合よく入っている。だの、実に胸から、お腹の奥から違いますね。そう魂があるならそれの底から風に乗って吹き上がる感情が抑えられませんでした。
誰かは言うかも知れないですね。
抑えられでなく、抑える気もしようとも思わなかったんだろう。
それで船内に紛れた襲撃者を全員動けなくしてから何ヵ所かに分けて隔離しました。
そうして次の続島・コチコルへと降り立ちました。
その続島がその周辺最大の激戦区みたいなってました。
ついて早々に直轄部隊の人に連れられてある建屋に連れられました。
その場所はこの時、今も進行している反抗勢力との衝突が激しい戦地です。
それは僕が担当する箇所の一番最初の戦地でした。
はっきり言いますね。
一番激しい島を宛てましたよね絶対に。
そんなのを思いながら連れてこられた建屋でこの戦地の総指揮を執っている人と謁見して現状把握して、僕が任されたのはあの、そう冒頭で身を隠していた戦地です。
そして、これから現在へと至ります。
はあ。やっと現実時間に追い付いた。
正直に疲れました。
そう、僕はホントに巻き込まれるんですね。どうしてか。
最後に絶対に請求してやる。
~完~




