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海の幸
「せっかくだし、何か食べようか。」
セレンがそう言うと、三人は一斉に頷いた。
屋台には様々な料理が並んでいる。
焼き魚、貝の串焼き、魚のスープ。
「これ全部魚なの?」
ルクが不思議そうに聞く。
「海の街だからな。」
セレンは串焼きにされた魚を買った。
「ほら、食べてみ。」
三人は恐る恐る一口。
「おいしい!」
「森で食べる魚と全然違う!」
「塩ってすごいんだな……。」
その横でユキは焼き魚をじっと見つめていた。
「クゥ……?」
(おいしい?)
「食べたいのか?」
まずは、一口分だけを渡す。
ぱくっ。
「クゥ!」
(おいしい!)
尻尾を勢いよく振り始めた。
「気に入ったみたいだな。」
セレンは思わず笑った。




