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初めての海の街
海の街へ入ると、潮風と活気に包まれた。
道の両側には露店が並び、焼き魚や貝料理の香ばしい匂いが漂ってくる。
「すっげぇ!」
ルクは目を輝かせながら辺りを見回す。
「人も多いな!」
ガルドも少し驚いている。
森で暮らしている三人にとって、これほど賑やかな街はきっと初めてなのだろう。
「迷子になるなよ?」
セレンが笑いながら言う。
「大丈夫だって!」
そう返事をしたルクだったが、数分後には人混みに飲まれて姿が見えなくなった。
「……ほら言っただろ」
セレンはため息をつく。
「クゥン...」
(どっか行っちゃった...)
ユキも消えたルクを少し心配するように鳴く
「ルクーー!」
カイトとガルドが慌てて探し始める。
その頃ルクはというと、焼き魚の屋台の前で目を輝かせていた。
「いい匂い……。」
探し回って、ようやく見つけたセレンは屋台の前で目を輝かせているルクを見て、苦笑するしかなかった。




