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湖での休憩
俺達は湖の近くで休憩することにし、木陰に腰を下ろす。
水面が静かに揺れていた。
そこで俺はふと思った。
「そういえば」
三人を見る。
「お前ら、ずっと人の姿だけど大変じゃないのか?」
ルクが笑う。
「僕は全然平気だよ〜」
カイトも肩をすくめた。
「俺も問題ないかな」
ガルドも頷く。
「俺もまぁ……」
「そっか。ならよかった」
少しの間、誰も喋らなかった。
湖の風が心地いい。
その時、小さな鳴き声が聞こえた。
「クゥ……」
振り向くと、さっきの白いフェンリルの子がこちらを見ていた。
足の傷はだいぶ良くなっている。
俺はゆっくり近づいた。
「もう大丈夫そうだな」
フェンリルの子は少しだけ近づいてくる。
だが途中で止まり、森の奥を見る。
「クゥ」
そしてそのまま森へ走っていった。
ルクが言う。
「行っちゃったね」
「まあな、元気になったならそれでいい」
フェンリルの子は森の奥へ消えていった。
だが、あのフェンリルの子とは、またどこかですぐに会う気がした。
「そろそろ行くか?」
「そうだな」
俺たちは再び歩き始めた。
だが――
「……あれ?」
カイトが首を傾げる。
「ここどこ?」
俺も周りを見る。
「……迷ったな」




