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ミアのお仕事_4

四角い台座の上に丸い円盤が浮いている。

よく見ると、円盤には魔法陣のような紋様が彫られている。

魔法測定器と呼ばれる装置がテーブルに置かれた。


「タロ殿、この円盤の上に手のひらをかざしてみるんじゃ。」

そう言いながら、ワイズは装置を起動させた。

円盤がゆっくり回り、魔法陣がうっすらと光る。


俺は手のひらを円盤にかざす。

円盤は徐々にスピードをあげて回りだし、

魔法陣は眩い光を放つ。


すると、かざした手の甲に円形の魔法陣が現れ、

その真ん中に文字が浮かび上がってきた。

『91000 火・水・風・土・闇』


文字を確認したワイズは驚愕の表情だ。

「なんじゃぁこの数値は!馬鹿げておる…!」

「なに?ジイさん。これすごいの?」

ミアは、まぶしそうに光を手でさえぎながら、





やがて浮かび上がった文字と、手の甲の魔法陣も消え、

円盤の光もおさまり、回転も止まった。

俺は手のひらをまじまじと見つめながら

「え…なんか俺、変でした?」

先ほどのワイズの様子に困惑した俺は思わず質問した。


「変とかの問題ではないわい!

見たこともない数値が出ておったぞ!!」

ワイズは驚愕の表情で叫んでいる。

「なになに?タロさんすごかったの?」

ミアは俺の肩をバシバシ叩きながら興奮している。


「ありえん!91000!ワシの倍以上あるぞ!」

「やべえなタロさん!!ジイさんの倍以上だってさ!」

「こんな若造の魔力値がワシの倍以上じゃとぉ!!」

「こんなタロさんがジイさんの倍以上なんてぇ!!」

ふたりは取り乱したようにワタワタと騒いでいる。

そんな様子をぽかんと見ている俺。


いまいち凄さが理解できないでいる。

「あの…そんなにすごい数値なんですか?」

俺は恐る恐る尋ねてみた。

「そんなにすごい数値なの!?」

ミアも後から重ねて尋ねてくれた。

どうやらミアは雰囲気で騒いでいたみたいだ。


少し落ち着きを取り戻したワイズは咳ばらいをひとつ

「ワシはこの王国で3本の指に入るほどの魔法使いだと自負しておる。」

ワイズはヒゲをなでながら喋りだす。

「しかし、そんなワシの魔力値を遥かにしのぐ者が

おるとは夢にもおもわなんだ…」

「じゃあ、タロさんは王国いちの魔法使いってわけ?」

ミアは目をキラキラさせて俺を見ている。

「信じられんが、そのようじゃな。お主、魔法を使ったことは?」

「いや、一度も使ったことはありません。というか見たこともないです。」

俺はこの世界にきてから魔法というものを見たことがない。


「ふむ。」

ワイズは頷き、人差し指をぴんと立てる。

すると、まるでライターのように指先から火が立ち上る。

「おぉ、すごい…」

初めての魔法を目の当たりにして感動する。

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