12話 ナキとユウ
今日も、魔物を倒して換金しなくてはならない。昨日のあのオムライスの所為、だから。
ユウと行くか。一応、パーティーだから。
ルルに家は任せて置くか。ルルはあの破壊力があればなんとかなりそうだし。
冒険者ギルド会場に行く事にする。
今日、いるかな?ユウ。いない時いる時がある。神出鬼没の光の勇者様だからな。
暫く、辺りを見直すとユウがいたので近づく。
「ナキか。私に何の用?」
「今日も、魔物狩らないか?」
ユウに申し込む。だけど断れた。
「あ、でも魔物狩るより、クエストをした方がいいかも」
「クエスト?」
クエストか。直ぐに簡易的なものが無くなるものを選ぶのか?
たぶん、難しいのしかないと思うが。
「いいけど、難しいのしかないと思う。簡単なクエストなんてないと思うんだけど」
「難しいから、いいんじゃない?例えば、ドラゴン討伐とかで、スキルを磨く事ができるから」
確かに、難しいのは戦闘慣れが出来るが……。ドラゴン討伐って、オレは同胞殺しなのでは?
「ドラゴン討伐ってどいうクエストなの?」
「基本的には、悪いドラゴンや野生ドラゴンなどの討伐だよ」
悪いドラゴンって……勇者がやる仕事じゃ?まぁいいか。
同胞殺しにはならないかも。今は、人間だし。
「分かった。クエストでいい。ドラゴン討伐で」
「よし、決まり」
ユウとは、段々と仲良くにはなっていっている。初対面の時とは違く、まるでオレの事を男だとは思っていないし、そしてドラゴンだとも思っていない。
いつか言わないとダメなのか?
ユウとドラゴン討伐に、オレは向かう。
今回討伐する対象は、野生竜と死竜だ。
一応、この街の近くにはいるらしい。このドラゴン達。
あと、初めて知ったのがドラゴンって野生とかあったんだなという事だ。
前にルルに聞いた時は、集団で活動していると聞いたから……。
街の周辺でも、遠くないか?
もう10分は歩いている。引き籠もりには辛い。
「ユウ、疲れた」
「まだ、30分も歩いていないよ。ナキ頑張れ」
ー数分後ー
なんとか討伐対象のいる所に来れた。
疲れていて、戦う意識がない。
ドラゴンでも、疲れるんだな。
「そろそろ、初めるけどいい?」
「後、10分休みを?」
「分かったが、行く途中も休憩を何十回も挟んでいるけど……」
ユウの言う通り、オレは何十回も休憩を挟んでいた。
十分が経たないうちに、野生竜が来てしまった。
「ナキ、休憩を終わりにして戦おう」
「分かった」
オレは座っていたので、立ち上がり自分の剣をだし構える。
2体か。ちょうど、オレとユウで二手に分かれる。
どいう攻撃をするんだろう?元の世界のファンタジーゲームにもこいうドラゴン討伐があって、やった。
大体のドラゴンは、オレみたいな炎を吐くとかだけど……。
果たしてどうなのか?
そう言えば、こんな13歳ぐらいの女の子がドラゴンと戦うという絵面だけど。
まぁいいか。
よし、いつでも来い!
ワイルド・ドラゴンが炎を吐き続けながら攻撃をしてくる。
ゲームとは変わらないか。
それをオレは避けて、反撃を。
「氷の矢!」
氷の魔術だが効くか?高くて攻撃出来ない代わりに魔術を使用したんだが?
様子を見る限り、弱っているから効いていると思う。
いつまのにか、火炎魔術と氷結魔術を獲得している。
この2つの魔術を使用しながら攻撃した方がいいかもしれない。
具体的には、翼を氷結魔術で攻撃して、固めて飛べなくなったところを火炎魔術で攻撃するという感じだ。
この方法で行こう。
「氷息」
よし、固められた。そして、降りてきた。
溶かすには時間がかかるから。今のうちに。
「炎火剣オンエンド」
今まで使っていた炎の剣を連続攻撃にした。
勿論、氷のバージョンもある。
ワイルド・ドラゴンはアイテム化する。
ドラゴンの牙に、ドラゴンの鱗か。あまり、良いアイテムではないんだな。
で、魔物核がいつも通り落ちるんだけど……。あれ?いつもと大きさが違う気がする。
「それは、魔物結晶核というんだよ。ナキ」
魔物結晶核?そいうのがあるんだな。
ていうか、ユウさん戦い終わっていたんですね。
「魔物結晶核って売れる?」
「勿論、売れる。普通の魔物核と違って、2倍の値段する。魔物結晶核は上位の魔物や、ドラゴン系が落とす」
ドラゴン系って事は、オレとルルにも死んだら落ちるのかな?
まぁ、死ぬ気はないけど。
「さて、ナキ。次のドラゴン、死竜倒しに行こう」
「うん。分かった」
オレらは、死竜を倒しに行く事にした。
勿論、歩くので時間がかかり、休んでは歩き、休んでは歩きを繰り返して進んだ。
もう、夕暮れか。
ルルに遅くなるとは言っていないな。後で理由を言えばいいか。
死の竜なのに、何で平原に居るんだよ?まぁ、突っ込んでも仕方ないか。
1体か。どう、攻めるかだ。ユウに作戦を聞くか?
「ユウ、どうする?このまま、攻めて攻撃か?」
「そうしてもいいけど、交代で攻撃した方がいいかも」
なるほどと頷く。流石、ユウさん。なら、ユウの意見に賛成しよう。
「分かった。もし無理だったら、オレに任せて」
「分かった」
交代で攻撃か。なら、まずはオレからでいいかな?
何も付けず普通に切り掛かる。そして避けて、ユウの攻撃が掛かる。
それを繰り返す。
それを繰り返すうち、ドラゴンは飛ぶ。
まじか。飛んだか。
ユウが攻撃しようとしたが、ドラゴンは弾いてユウは地面に叩かれる。
「大丈夫か。ユウ」
「大丈夫。もう一回やる」
「いや、オレが攻撃するよ」
オレは翼をだし、ドラゴンの方に飛んで攻撃を仕掛ける。
空中戦だと火力は弱いが、魔術なら。
「炎火剣」
剣を火と炎で燃やし切る。
少しだけ火力が上がったがでも、効果が薄い。
ならば、氷の剣で。
「結氷剣」
氷る刃だから、鋭いはず……。どうだ?
ドラゴンは、地上に落ちた。
やったか?効いたっぽいが、ワイルド・ドラゴンの時とは比べ物にならない強さだな。
死竜はアイテム化になった。
やったー、倒した。
オレは、地上にゆっくりと降りる。
ていうか、ユウに翼を生やしていたことバレちゃった。
「ナキ」
あ、やばい。オレがドラゴンだというのを責められるか。
「ナキ、ありがとう。おかげでドラゴン倒せたよ」
ふー。よかったと安心した。
なんだ、そのことか。
「ナキって強いんだな。私より」
「いやいや、ユウの方が強いって。オレなんかただの冒険者だよ。というか、オレがドラゴンのこと知ってたか?」
「ドラゴン……?あ、ナキ飛んでいたね。私は知ってたよ、ナキがドラゴンだと言う事」
知っていたんだ。だから、あまり驚かなかったのか。普通は驚くけど……。
やばいな帰らないとかか。ルルに心配掛けている気がする。
どうしよう。
「ナキ、今日私の家に泊まる?子供がこんな夜に出歩く訳には行かないし」
えっ?お泊まり?この美少女と。
なら賛成だ。子供相手されているが……。
「うん。良いけど」
ちょうど、どうするか迷っていたし。ルルには明日言えばいいか。
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