10話 2人の少女の勇者
この世界からでも、消えたい。あんな勇者がいるなら。どんどん、私の噂が悪くなって……、影の勇者の所為で。
何故、2人の勇者が生まれたのかというと私が16歳の時のこと……。
私は14歳からただ、旅を出ていた。何も意識せず、歩き続け、時間を過ごすものだった。そのおかげなのか、能力や剣の扱いが慣れてきた。
能力や剣の扱いが慣れていたから、最強の剣士に認定され、副団長に任命された。最年少の剣士だったみたい。
最初は、嫌だったものの仕事をしていくうちに、だんだんと慣れて嫌いじゃなくなった。
具体的には、魔物の襲う事件があったりなどそいう事が起きた場合、駆けつけるという事。
何年かそれをやっていた。
でも、ある事件が起きた時、私は戦った。
最強と言われるドラゴンと。名は、破壊竜というのと。
それと戦った所為か、封印魔術式や光の魔法などを覚えて、英雄となり、勇者となった。
勿論、勇者になったからには、副団長をやめて旅を出た。
そんな事などがあり、10が経つとついにそれは訪れた。
24歳の時、魔王の討伐に行った。これは王国からの願いで行った。
そして、死ぬ気で魔王と戦った。
結局、私は負けた。負けた代わりには、私の分身を魔王が生み出した。
それは、私の影を。
気がつくと私は、平野に寝ていた。
身体が縮んでいる事に気づいた。17歳になって、不老になっていた。
耳を立てれば、私の影の話ばかりなった。
そして、そいつは影の勇者と呼ばれて、私のことを光の勇者と呼ばれていた。
何100年が経ち、身体は変わらず、ずっと生きていた。
影の勇者は、人を殺めるものと人は恐れている。
私を見ては、逃げる者もいた。
でも、そんな時私から逃げなかった者がいた。
自ら、声を掛けるとは……と思った。
その人は、私よりも小さい少女ーナキだった。信頼が何故か芽生えて、この人なら私を護って助けてくれると思えた。
私はあんな光の勇者とは違う者だ。世間では、影の勇者と言われているようだけど。
闇より黒く染まり、残虐が大好きな、ユウカだ。
リベリア様から、預かったこの命は無駄にしない。
ま、分身したのは、あの馬鹿な魔王がやってくれた事だけど。
やっぱり、人や魔物、動物を倒すのは楽しい
な。ザクっと刺せる事だ。
今日もやってきて、楽しかった。あんな「助けて!」と言わんばかりの顔してくれたら倒すしかないんだけど。
私は意外と優しいのかもしれない。
「ユウカ、リベリア様から伝達です」
ちょうどきたか。
「何?」
「伝達の内容は「そろそろ、あの光の勇者ちゃんはもたないみたいだから明後日か、いつか倒せ」というものです」
なるほどと理解した。なら、5日後に戦うか。
あの、偽物に一発グサっと刺させる。
「ありがとう。リーカ。リベリア様に5日後に戦うと言って置いて?」
「分かりました」と消える。
5日後か、楽しみだな。光の勇者覚悟しろ!
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