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間話【不安に駆られる東宮】
「殿下、徐小楓様の久習館ご入学が決まったとの話を耳にしました。」
東宮の護衛、欧陽寧は応臨国の東宮、唐明杰にそう告げる。
「えっ……、それは本当かい?」
顔面蒼白になりながら問う明杰に欧陽寧はなだめるような口調になる。
「あくまでもうわさで耳にした程度ですが……、それに久習館へは姉妹でご入学されるようで徐家の者はここ数日間忙しそうにしていました。」
「なんてことだ……、久習館は厳格な学問所と有名で、しかも星宇が講師を務める。弟は怖いからね。小楓は無事だろうか。元気にしているだろうか。」
小楓の無事を心から願う皇子は、小楓に関する情報探しの旅へと出るのだった。




