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帰還者達と怪鳥

武器はどうにか隠して、泊まる場所を探すことにした。

「何処かで一泊しよう」

「まぁ、寝れればいいか」

何処でも寝れるなら野宿でも大丈夫だろう。

途中でコンビニを見つけてパンや飲み物を買った。公園のベンチに座って軽食を取る。


「結構歩いたと思うんだけどな」

あれから何分経っただろう。スーツ姿とはいえコートがないと冬場はキツい。

あちらでは夏だったのに、こっちはもう冬だ。温度差が酷い。

「そろそろ夕方か?」

「泊まるとしても、アゲハ達がなあ」

ドラゴンと雷獣。見た目は犬とトカゲでも、ペット不可なら難しいだろう。

「それなら外で待機させておけばいいんじゃないか?」

マシロにビーフジャーキーを与えながら彼が言う。というか。

「いつの間にビーフジャーキーを?」

「コンビニで買ってたんだが」

「ギャウッ」

「あー・・・。干し肉をやるから、噛み付くのは勘弁(かんべん)してくれ・・・・・。」

あれは甘噛みじゃないと思うんだ。噛み付かれると結構痛い。


ビジネスホテルか、地元のホテルや旅館。そういったところを探して、二人分の料金を払う。もうすぐ夜なので一泊食事付きにした。



その日の夜。山側から街が一望(いちぼう)出来る場所に大きな鳥が一羽止まっていた。街の景色は濃霧(のうむ)に覆われていて見えない。

怪鳥。或いは巨鳥と呼ばれる様なその存在がその両翼(りょうよく)を広げて飛び去った。(つや)のある羽をもち、尾羽は長く、目は肉食獣の(ごと)く鋭く遠目からは光って見えた。

これを人々は凶兆に違いない、等と(うわさ)した。



早朝。起きてから朝食を食べて、宿泊場所の人に道を聞いた。山の方だったこともあって店は多くはないらしい。

朝食は白米に豆腐の味噌汁、焼き鮭に卵焼きだった。和食というのがまた嬉しい。ちなみに味噌汁は白味噌だった。

久しぶりに味噌汁を飲むと懐かしい気分になってしまうのは俺だけだろうか。


バスやタクシーなどの車が行き交う道路を見ながら俺達は二人と二匹で歩道側を歩く。


「スリーカードで三つ目が戦車ってどうなの?」

「詳しくないけど、それだと何か悪いの?」

「悪いというか微妙って感じ?これから揉め事とかがあるかも、みたいな」

「へぇー?そういうもの?」

最寄りのバス停で降りて、雑談をしながら徒歩で学校へと向かう生徒達と俺達は道ですれ違った。

「ん?」

片方の子が立ち止まる。


「どうかした?ほらほら、早くしないと遅刻するよ。着替えもあるんだしさ」

「あっ!そうだったー!?」

声をあげると彼女達は慌ただしく走り去って行った。



その彼女の後姿を、彼等と(くだん)の巨大な鳥が見つめていた。

以下、おまけ。


作者:どうも。何とか書けてホッとした作者です。

如月雪冬:「雪に冬でユキトと読む、主人公の如月雪冬だ」

作:実は、この物語もあともう少しで・・・ですけどね。

雪:「ここでバラすのかよ!?」

作:あははは。ここまでくれば読者の方も察しがつくかと。

雪:「おい」

作:それでは、またの機会に。

雪:「また来週」






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