探偵達のログアウト
■■世界から〔アリス〕達のログアウトを無事に完了しました。
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カチッ。
妙に明るい。
ゆっくりと目を開ける。そこは水の中でもなく、見知った町並みでもなかった。思っていたよりも空は明るい青色をしていた。今は昼間だろうか。地面は土ではなくてアスファルトだった。たったそれだけで現代の地球の何処かなのだろうと思う。だが、周辺はビルばかりで現在地がよく分からない。
冒険者らしい服装は何故かスーツに変わっていて、仕事用の鞄が近くに置いてあった。故に。
「は・・・!??」
俺が次に起きてからの第一声は、そんな一言になったのだった。
ちなみに、他の持ち物は鞄の中に入れてあった。とりあえず早く帰りたい。
「う、うぅ・・・。」
隣にはライフルを持った男性が横に寝ていた。こちらはスーツではないが、ジャケットの上に薄手のコートを羽織っていた。どういう差だ。
その上にマシロが乗っている。そして、マシロの頭にはアゲハがいた。
「何だこれ」
ブレーメンか。
「おーい。起きろー。」
「う、重い・・・・・。」
重すぎて身動きが出来ないらしい。やれやれ。
「マシロ、降りてくれ」
「わう?」
「後で肉あげるから!!」
頼んで何とかマシロに動いてもらえた。
「ガゥ」
「わ、アゲハ!?」
アゲハが飛んで来たと思ったら、右肩に乗られてしまった。
「落ちないよな?」
何だか不安だ。
一旦冷静になって考えてみれば、スマホの電源を入れてGPS機能をONにするとか。他にも確認方法が幾つかあることぐらい分かるだろうに。
「ん?金貨が現金になってる?」
知らない間に換金されていた。
「問題は、うちのアゲハだな」
「ドラゴンは目立つよな」
「マシロは見た目が犬っぽいからまだ誤魔化せそうだよな」
ペット可か、持ち家じゃないと飼えないとしても。
「羽がなければトカゲっぽいよな。魔法が使えるなら羽だけ隠せないか?」
「アゲハ。頼めるか?」
「ギャウ」
「うーん。重さ的には変わらないな」
これは見た目だけ変えた、ってことか?
二人と二匹で町を歩く。人通りも少なく静まり返った住宅街はゴーストタウンの様だった。
「これから何処に行けばいいんだろうな」
借りていた部屋は既に契約が切れている頃だ。手元にあるのは、武器や現金と幾つかのアイテムだけ。
某掲示板のスレッドは何故か最初からなかったように消えていた。




