表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
200/208

神と呼ばれるモノ

祭壇のある室内に人々が集まっていた。教会にも似た雰囲気の建物は壁が白く、全体的に質素な内装だ。

集まった人の服装も白いロープのようなものだった。

「ああ、我等が神よ!!」

「きっと神もお喜びになるに違いない」信奉者達はそう言って、彼を贄にして彼等の信じる神とやらを呼び出そうとした。魔法陣を描いて呪文を唱える。

儀式の為だとかで同じ服装ばかりというのは何処か異様に思えてしまう。

しかし、呼び出された神は怒っていた。気に入っていた者に手を出されたからだ。お気に入りの人間(神からすれば人間という名のオモチャかも知れないが)を台無しにされるのが嫌だったのだろう。

「何故なのですか!?我々は良かれと思って」

それを知らずに召喚してしまったうちの一人が手で頭を掴まれて投げられる。

べちゃりと床に落ちる音がする。

「嫌だ!嫌だ!!こ、こんなことなら───。」

グチャッ。今度は何かが潰されたような音がした。頭か、他の何処かを握り潰したのだろうか?

その神と呼ばれるものが去った後。床は真っ赤に染まり、壁には肉片がこびり付いていた。

彼等は選択を間違ったのだ。なんせ、神の名前すらよく分からずにいたようで、神としか呼んでいない。つまりはリサーチ不足だったのである。自業自得だろう。



ひらり、ひらりと窓の外で蝶が飛んでいる。ステンドガラスみたいな色合いの揚羽蝶が目に付いた。


気付けば彼は走っていた。武器を担いで、居場所の分からない相棒とでも呼ぶべき者の為にひたすら走る。

顔を上げて前を見る。その彼の眼前には湖が広がっていた。

「雪冬!!」

後ろからマシロとアゲハも追いかけてきて、勢いよく一人と二匹が飛び込んだ。

彼等の姿は浮き上がってくることもなかった。



セーブデータが存在していません。

データのアップデートを開始します。・・・・・終了しました。


データの復元をしますか?

YES◀ NO◁

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ