表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異端者達のメメント・モリ ~冬の始まり  作者: Mr.M
八章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
61/118

第61話 霊の行方①

家に戻った僕は

部屋のベッドに大の字で寝転んだ。

頭が混乱していた。

あれから。

僕は誰もいない屋上で、

妻鳥の霊が現れるのを待った。

しかし。

いくら待っても彼女は現れなかった。

もしやと思い、

校内を探し回ったが、

彼女を見つけることはできなかった。

結局。

僕は諦めて帰路に就いた。

通学路の途中にある三本橋で、

少女の霊が僕に向かって小さく微笑んだ。

家に帰り着くと、

山田老人が隣の家の前で、

朝と同じ場所に立っていた。

つまり。

僕自身、

霊が見えなくなったわけではなさそうだ。

それなら。

妻鳥はどこに行ったのか。


僕はベッドから起き上がって

机に座った。

それからパソコンの電源を入れて

『ピーピングトム』にアクセスした。

僕は数あるスレッドの中から

1つのスレッドを探した。

しかし。

『マイワイフ』のスレッドは、

『ミモザ』と共に、

綺麗さっぱりと消えていた。

僕は部屋を出て、

正面にある白露の部屋のドアを

ノックした。

「兄ちゃん?」

部屋の中は真っ暗で、

白露の姿は見当たらなかった。


続いて僕はリビングキッチンに向かった。

遮光性の高いカーテンが

引かれた室内は真っ暗だった。

そして。

そこにも白露の姿はなかった。

僕は冷蔵庫から

アイスコーヒーを取り出し、

コップに注いで一気に飲み干した。

嫌な予感がした。

「まさか・・」

僕は慌てて302号室を飛び出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ