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10 教育

10 教育


10.1 自由民主主義的社会における教育

 全ての人は情報と知識への自由なアクセス権を有する。これは、社会的背景と関わりなく全ての人々に、社会参加を最大限保障するために必要である。この目標に鑑みると、公的機関の教育に必要なのは、責任ある、批判的で社会的な個人の成長を支援することである。主な焦点は学習者の利益に置かれなければならない。情報と教育への自由なアクセスは、社会の発展のみならず、私たちの社会の経済的発展のためにも必要である。教育は、ドイツ経済の主要な源泉の一つである。知識を保存し、共有し、増やすことによってのみ、私たちは未来における進歩と社会の変化を確かなものにしうる。教育への投資は未来への投資である。


10.2 公的教育インフラ

 教育機関への自由なアクセスは全ての人のためにある。それゆえに、力強く適切な教育インフラに資金を提供し、広く利用可能なものとするのは社会の課題である。現行のカリキュラムに影響を与えない限り、公的な教育機関への民間の融資は望ましい。いかなる種類の授業料も教育へのアクセスを制限する。それゆえに、私たちはそれらをあらゆる場合において拒否する。同じ理由で、教材の自由も支援されなければならない。この自由を保障する最良の方法は、知識を共有するためのより自由な教材を支援し、開発することである。これらの自由な創作物は、授業のために無料で利用可能なだけでなく、法的な障害なくそれらを授業に適したものにすることを指導者たちに許す。政府は公教育に責任があるにもかかわらず、公的機関での学習は親の教育に取って代わりえない。包括的な教育システムには、教育の両形式が互いに補完し、支えあうことが必要である。


10.3 個人的過程としての教育

 全ての人は、私的な好み、長所と短所をもった個人である。公的機関による境域は、それゆえに、個人が才能を発達させ、短所を減らし、新しい興味と技能を見つけるのを支援することを意図する。厳格な時間割と予定表に加え、教育で達成したことを評価するいくつかの形式は、こうした要求を満たさない。私たちが拒否するのは、例えば、労働倫理や社会的態度に対する学校の評定のような、画一化の基準に基づいた態度の評価である。基準は、充分基礎付けられ立証可能な知識に基づかなければならず、中立的な立場から教えられなければならない。このことは、客観的な発表、バランスの取れた観点、批判的な資料評価を必要とする。


10.4 教育施設の民主化

 教育施設は、そこへ通う生徒の生活に長く影響を与える。それゆえに、それらは学習者にとっての生活空間として見られなければならない。生徒は、いつでも組織に加わり、設備を利用することができる。教育機関の民主的組織は、教育機関の他の利益集団と同様、学習者に適切な影響力を行使する方法を与えなければならない。このことは、民主的価値を実行し、決定のより高度な承諾を可能とし、教育機関内で共同体に属しているという感情を強化する方法を参加者に教える。


10.5 幼児教育

 幼児教育は、海賊党の目標にとって中心となる重要性をもつものである。その目的は、全ての子供たちに――今ある違いとは関係なく――彼らの学歴をありうる最良の前提条件から始めうるやり方で――彼らの社会的、文化的地位あるいは身体、感情の障碍にもかかわらず――彼ら個人の技能を発達させることができるようにすることである。

 それゆえに、海賊党は、三歳を超えた子供たちに向けた、適当な開館時間の、人々の住居や職場に近い保育所での選択的なフルタイムの監督のある無料の託児保育を支持する。海賊党はまた、学校と同様に保育所と幼稚園の教育的使命が認められ、資金援助されるべきことを要求する。


10.6 メディアについての技能

 様々な形式で情報を見つけ、理解し、評価し、拡散することは将来ますます重要になる。ここ数年で、自由に利用できるデータの量は、個人がその全てを適切に処理できない程までになった。それゆえに、情報の半自動的な選択――それは理解することをより簡単にする――は重要性を得ている。幾人かの著作家によれば、文化的な差異は使用者が情報を理解するのを難しくする;一方で、包括的なオンラインの参照は、人々が見慣れない用語を数秒以内に調べ上げることを可能にする。これは、概念を理解するために必要な知識のますます多くの部分が普通教育によって伝えられるのではなく、必要に応じて獲得されることを意味する。情報が実際に自由に利用できる時代において、情報を評価することはますます重要になる。全ての能力ある利益集団は、可能な限り多くの情報チャンネルを通じて自身の世界の見方を拡散することに興味を持っている。現在、費用はごくわずかなものであるから、このことは過去と比べて非常に簡単になった。同時に、伝統的なメディアの景観も変わってきている。かつては職業記者が行ってきた仕事は、今は個々の読者によって行われている。加えて、私たちの本来の意味での発見的方法、すなわちある種の情報を他のものより信頼する傾向は、画像化や映像編集の進歩によって事実上無駄になった。広告心理学者は人々の潜在意識下に影響を与えようと能動的に活動している。私たちは人々を教育し、音楽と嗅覚刺激を含む、メディアの影響を取り除く能力を発達させなければならない。


10.7 カリキュラムでなく目標を学ぶ

 全ての授業は、学習者に以前知らなかったことを教え、反復を通じて既に知っていることを強化することが目的である。これは、学習者をあるテーマに意識的に取り組ませ、あるいは彼らに別のテーマに取り組む際の態度と手順を身につけるように教えることで為される。テーマと手順が教育目標と特に関連性のないところでは、学習者がそれらを選択できる。学習者は追及する教育目標を知らされなければならない。教育目標は、普通教育の目標――学習者の以前の知識、技能、興味を考慮して――が広く達成可能であるべきであるのと同じように、定められるべきである。

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