1.言い出しっぺも手伝え
弱小野球部が新しい監督とぽっと出の転校生で強くなるのは、昔から続くスポ根のお約束w
と思ったけど、この二つの要素がある野球漫画ってあったっけ……?
もしかして、『キャプテン翼』の印象強すぎるだけというオチなのか(´Д`;)マヂデアリエソウダカラコアイ
ちなみにタイトルは昔の家にあった『ナムコスターズの挑戦』から取ってみますた。
ある日、桜宮小学校の野球部が地区大会の準決勝に進出したというニュースが、小学校での学年を問わない話題として盛り上がっていた。
「去年までは弱小だったあの野球部が準決勝まで勝ち進むなんて珍しいな」
「なんでも、今年就任した山田監督はかなりのやり手らしい」
「上級生を差し置いて選ばれたキャプテンの大原君も、強豪校のスカウトを蹴ってここに来たとの噂だ」
「でも、次は駄目だろうな。なにせ、相手がその強豪校で優勝候補の西山小学校なんだから」
下馬評では準決勝で負けるとされていたが、次の試合に向けて練習に励む部員たちの顔には、いつも以上に張り切った表情が浮かんでいた。
理由は単純明快――準決勝では、有志の女子生徒がチアガール衣装を着て応援してくれることになったからだ。
その有志として名乗り出てくれた女子生徒の中でもひときわ注目を集めていたのが、五年生の伊豆木優華だった。
彼女は明るく活発な性格であり、誰に対しても自然な笑顔を振りまくことから男女問わずに好かれていた。
そんな彼女の趣味は料理。その腕前は家庭科の先生から毎回絶賛され、試食の争奪戦は火花を散らすほどの白熱ぶり。遠足の時に持ってくるお弁当は手作りするだけじゃない。相当に手の込んだ細工を施したおかずを詰めてくるから味だけでなく見た目も抜群。本人の知らない内にファンクラブまで出来てるぐらいの人気者であった。
「当日は伊豆木さんがチアガールとなって応援してくれるんだぜ!」
「しかも、俺達のために手作りお弁当まで持ってきてくれるらしい!」
「次の試合は絶対勝つぞ!」
彼等にとっては、皆のアイドルともされる優華がお弁当を持ってチアガールとなって応援してくれるという事実が、どんな激励よりも効果的だったようだ。
一方の優華はというと、同級生の友人でチアガール応援団発足人でもある桜沢美咲から話を持ちかけられた当初は「部員全員のお弁当作りとチアガールの応援を両立させるのは大変すぎる」と難色を示していた。
せめて片方だけっと交渉しようとしたところ、報酬としての金一封を提示した事であっさり首を縦に振った。
その理由は家庭の事情にあった。伊豆木家は母子家庭で、家計が決して楽ではない。中学2年生の姉・真理子がこっそりとコスプレ衣装の作成代行というアルバイトで得た収入を家計の足しにしているほどだ。
優華としても、姉のゲキマズ料理から逃れるための方便だったのが、いつのまにか本当の趣味としてのめり込んだ料理と、チアガール衣装を着て応援するだけの簡単なお仕事でお金がもらえるなら、断る理由など全くなかったのだ。
なお、優華は美咲の内心。次回の生徒会選挙に向けた功績稼ぎにまんまと利用されてる件には全く気付いてなくとも、笑顔で『言い出しっぺも手伝え(要約)』と無意識での痛烈なカウンターは決めていた。
美咲の方も優華から『友達』と強調して頼まれたら断れない。利用する側とされる側でありながらも二人の友情は絶妙なバランスで成り立っているのであった。
『いいとら』では周囲を振り回しまくってたあの妹ちゃんを戸惑わせる辺り、この新キャラのお嬢様……ただモノではない(笑)
っというか、生半可な個性だと妹ちゃんに食われるから、逆に食い殺すぐらいの超個性持たせたともいうけどね_(:3 」∠)_ツイデニイウト、ブタイガガッコウダカライモウトチャンイトテキニオトナシクシテルノモアル




