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推し恋2  作者: たま


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自尊心

「推し活でもしたら、どうですか?

仕事忙しいんで、じゃ」と働いてる部下に電話して切られた。せっかく定年まで有給消化で休みとなったが、遊び相手どころか話し相手すらいない。

会社の人間関係しかなかった喜美子には、会社と隔絶されると何も無いのだ。

「ふん、推し活?

なんで私が皆と同じ人に同じようにワーキャーしなきゃいけないの?私には、あの可愛い仔犬が居るのに。」と言いながらも、今どこに居るのかも分からない。


とりあえず、団地の書類を送ってきた都の事務所に現在の事情を話す。定年であること。自分も高血圧と腎臓の持病のある事。

このまま団地に住む手続きを出来ないかと。

「う〜ん、生活困窮者のための団地ですから、お金のある方は家を買ってください。今まで貯めてるでしょ?団地の家賃はお母様の年金口座から払われてましたし。」都の職員は何か勘違いしてる。

貯金なんて最低限しかしてない。突然の入院とかぐらいだ。だいたい母の葬儀代で家族葬なのに一月分の給料が消えた。

家買うお金なんて持ってない。仕方ない、賃貸を探して不動産屋に電話する。

「はあ?60歳に誰が家貸すと思ってるですか?

死なれたら後片付けは大家なんですよ?老人ホームでも、探したら?」バカにされて思わず携帯を投げてしまった。

悔しい!今まで、こんな扱い受けたことないのに!

まだ定年まで半年以上あるのに!

なんで、こんな扱い受けなきゃいけないの?


腹が立つが血圧が上がりすぎるとヤバいので落ち着こうと横になる。「昼寝しょ。今日こそ、閉じ込められてる場所から出て、あの子にちゃんとした教育をしてあげないと!」母が亡くなってバタバタしてて夢すら見なくなってた。

ところが…閉じ込められていない!!!

スゴいヤニ臭い部屋の中に居た!壁に自分はかけられている。

「あの子!タバコまで吸うの?子供なのに!」と思ったが自分の前にはタバコをくわえた男が煙を吹きかけてくる。結構しっかり…大人だ。

喜美子が苦手な粗暴そえな男が立ってる!

「ヒイイイイイイイーーーーッ!!!」喜美子は悲鳴を上げるが身動きできない。

「俺の所に来たからには!仲良くしような!」とその男に撫でられた。

「イヤヤヤヤヤーーーーッ!!!」昼寝から飛び起きた。

職員から口座から引き落とせないと苦情が来た。

母が亡くなったので年金が止まったのだ。喜美子の給料口座を教えろと言われた。

出てけ!と言われたり口座教えろ!とか母が生きてた時には親切だったのに!

公務員相手だと容赦ない。

それも12万も一気に引き落とされて驚いた。

「あなたの所得だと、この家賃になります。団地なんだから世帯所得であなたは本来住む人じゃないんだから、上限家賃払ってくださいね。」と言われた。

「なによ!私だって還暦近い病気持ちなのに!母とはなんでこんなに扱い違うのよ!」また怒って携帯を投げた。画面にヒビが入る。

ふふっ、書類なんとでもするとか自信満々だったけど、 

きっとこんな目に遭ってるだろうなあ〜上司☆

教えてあげなかったからなあ〜持病があっても、それならまた申し込む所から始めないとね。

親の部屋をそのまま継続しては借りれないんだよ〜

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