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次の瞬間、優子の目の前に広がった光景は
優子が見たこともない古代ローマのような
賑やかな町並みだった。
『なに? ここ?……』
優子が目の前に突然、広がった光景に驚いて、
目を丸くしていると、
『ようこそ! ニドワールドへ!……』
とソフトボールに手と足が生えたようなモノが
優子の前に突然、現れた。
『うわぁ!……』
優子が突然、自分の目の前に現れた変な物体に驚き、
しりもちをついていると
「そんなに驚くことないじゃないか……
おいらはキミをサポートするナビゲーションシステム。
通称・ナビ。 よろしくね!」
優子の目の前に現れた物体は自分のことをナビゲーション
システムで名前をナビと名乗った。
「そ、そうなんだ……」
優子はまだ、目の前のナビと名乗る物体のことを
怪しみながらも、立ち上がると平常心を装い、服に付いた
汚れを払った。
ナビはそんな優子に優しく微笑みながら
「キミ! この世界、初めて?」
優子に話し掛けてきた。
『え? この世界?……』
優子はナビが言っている意味がわからず、首を傾げながら
「え? ここは私がいた世界じゃないの?」
ナビにそう尋ねるとナビも不思議そうな顔をしながら
「何を言っているの? ここはニドワールドだよ!
キミのいた世界って?……」
逆に優子に聞いてきた。
『一体、ここは何処なんだろう?』
優子は何がなんだか、さっぱり、訳がわからなかった。
だが、優子はさっき、ナビが言ったことを
少し思い出した。
『サポート?…… ナビゲーションシステム?』
『もしかして? ここはゲームの世界?』
優子は気付いた。
優子は次の瞬間、走り出していた。
街の入り口に向かって……
街の中を全速力で走っている間、街の様子を見た
優子は確信した。
『間違えない! ここはゲームの世界だ!』
街の入り口に到着した優子が目にしたのは間違えなく、
ゲームに登場するような光景だった。
『嘘でしょ? こんな世界から一刻も早く、
戻らないと……』
優子は一刻も早く、元いた自分の世界へと
戻ろうとして、街の方へと振り返ったが
『どうやって、元の世界へと戻るんだ?……』
優子はニドワールドから自分のいた世界へと
戻る方法がまるでわからなかった。




