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ビビッとオンライン!  作者: 劉・小狼
第1章 ~始まり~
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6/60

 6

 『た、助けてぇ~……』

 とてもか細い声で聴こえるか、聴こえないかの

微かな声で……

 優子に語りかけてきた。

 『え? だれ?……』

 優子が慌てて、スマートフォンに耳を当てたが

スマートフォンから聴こえてきた声は

 『お客様がお掛けになった電話は現在、使われていないか、

電波の届かない場所にあるか…… 電話番号をご確認の上、

お掛け直しください!』

 いつもの聞き慣れたモノだった。

 『あれ? 気のせい?……』

 優子が自分が聞いた、微かな声が気のせいだと思い、

電話を切ろうとしたその時……

 突然、優子が持っていたスマートフォンが眩いばかりに

輝いた。

 『なんだ?……』

 優子が突然、光り出したスマートフォンに驚いていると

その光りは優子を飲み込んだ。

 『え?……』

 優子が更にびっくりしていると優子は光りに包まれたまま、

 スマートフォンの中に吸い込まれた。

 優子が完全にスマートフォンの中に吸い込まれた後、

しばらくして、優子のスマートフォンもその場から

忽然と消え去った。


 気が付くと優子は真っ暗な闇の中にいた。

 右も左も上も下もまるでわからない深い闇の中に……


 『ここはどこ?……』

 優子は自分の今、いる場所がわからなくて、

パニックになりそうだったがその時……

 優子がいる、遥か遠い向こうに一つの光が現れた。

 その光はゆっくりと優子に近付いてきて、優子のことを

包んだ。

 次の瞬間、優子の耳に


 『ゲームをスタートしますか?……』


 若い女性の優しい声が聴こえてきた。

 『え? なに?……』

 優子は何がなんだか、まるでわからなかったが

 「優子! 助けてぇ!~……」

 彩の声が聴こえた気がし、思わず、

 「はい!」

 と頷いた。

 その途端、光は眩く、光った。

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