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ある日。
優子が学校から帰ってきて、リビングに用意されている
おやつを食べていると付けたままのテレビから
『連続して、女子校生らが行方不明になっている!』
というニュースが流れていた。
夕食を作りながら、そのニュースを見ていた優子の母親は
「優子。 あなたも充分に気をつけるのよ!……」
優子に注意をした。
優子もテレビのニュースに目をやりながら
「わかっているわよ!……」
気のない返事をした。
翌日。
優子が教室にやって来るといつもと様子が違っていた。
クラスメイトの数が減っていた。
「今日はこれだけ? みんな、風邪?……」
優子がびっくりした顔で教室の中にいるクラスメイトに
声を掛けたが
「さあ?……」
教室の中にいるクラスメイトは素気ない返事を返した。
優子は教室内を見ながら、昨日、見た女子校生らが
行方不明になっているニュースのことを思い出し、
何か、嫌な予感がした。
優子の嫌な予感は的中した。
優子の親友の彩も学校に姿を現さなくなった。
『どうしたんだろう? 彩』
気になった優子は学校終わりに彩の家に行ってみたが
『彩が自分の部屋にいたはずなのに彩の携帯電話ごと、
姿が忽然【こつぜん】と消えてしまった……』
優子に彩の母親はそう教えてくれた。
優子には彩が黙っていなくなるとは思えなず、
彩のスマートフォンに電話を掛けてみた。
だが、彩には電話が繋がらなかった。
『どうしたんだろう?……』
妙な不安が優子を襲った。
翌日。
また、世の中から人が忽然と姿を消した。
今度は女子校生だけじゃなかった。
性別も年齢もバラバラな者らが……
携帯電話機器と共に……
だが、大人の者らは消えていなかった。
大人らは消えた者らを捜したが全く、わからなかった。
その間も優子は彩に連絡を取り続けたが
しかし、彩からは一切、返事が返ってこなかった。
『今日もダメか……』
優子が諦め、電話を切ろうとしたその時、
何処からともなく、声が聴こえてきた。




