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「ずっと、君が来るのを待っていた……
やっと、会えた!……」
今まで醜いゴーストナイトの姿から一変、
ゴーストナイトの姿は若き日のビネガーの姿に
戻っていた。
「ごめんなさい…… もっと早く来るはずだったけど……
色々とあって……」
シルトが涙を流しながら、そう言うと
「もう何も言わなくて良い…… すべて、見ていたから……
君がずっと、苦しんでいたこと…… もう良いから……」
ビネガーはシルトの手を取るとシルトのことを
優しく抱き締めた。
その時、天から光りが降り注ぎ、シルトとビネガーを
包んだ。
「一緒に行こう!……」
ビネガーがそう呟くと二人の体はふわりと天へと
舞い上がり始めた。
その時、
「教えてください! 私の父から奪った王冠の
在り処と私の兄・シブミのことを!……」
アマミ王子は天へと舞い上がっているビネガーに
そう言った。
天へと舞い上がっていたビネガーとシルトの動きが
ぴたりと止まるとビネガーはアマミ王子らのことを
見下ろすように見詰めながら
「私はそなたの父君【アジミ王】から王冠などは
奪っておらぬ! だが、父君の王冠はこの先にあるぞ!……
それと、そなたの兄君【シブミ王子】は
何か、不審な動きをしておるぞ! 父君【アジミ王】に
気をつけるようにいうのだ!」
アマミ王子にそう答えるとシルトと共に天へと
消えて行った。
シルトとビネガーが天へと消え去ったあと、しばらくして、
優子は意識を取り戻した。
ガムルが優子にシルトとビネガーのことを話すと
「それは良かった!……」
優子は喜び、安堵した。
アマミ王子はビネガーが言ったことが気にしながらも
ガムルらと共に奥へと進むとそこには小さな部屋らしき
場所に祭壇らしきモノがあり、その上にビネガーが
言ったようにアジミ王の王冠が置かれていた。
罠に警戒をしながら、恐る恐る、王冠を取ると
「さあ。戻ろう!……」
ガムルらはアジミ王のもとに戻った。
アジミ王のもとに戻ったガムルらはアジミ王に
王冠を差し出した後、アマミ王子は地下で
あったことを残らず、父であるアジミ王に話した。
兄のシブミ王子のこと以外は……
「そんなことがあったのか…… 我が父【ウマミ】が
したことが原因だったとは…… 彼らのことは後で
手厚く弔【とむら】おう!……」
アジミ王は天国に旅立ったビネガーとシルトの
冥福を祈った。
「そなた達には感謝しても感謝しきれぬ……
何か、褒美を取らせよう! 何なりと言うと良い!」
アジミ王はガムルらに褒美を取らせるというと
ガムルはかしこまって
「アジミ王! お願いがあります!…… 聖剣の在り処を
知るために王座の後ろにある【真実の】鏡を
見せてくれませんか?……」
アジミ王に言った。




