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数々の怪物【モンスター】を倒し、多くのトラップ【罠】も
潜り抜けたガムルらはやっと地下2階の一番、奥の部屋らしき所に
辿り着いた。
扉もなく、部屋というよりかは通路の途中が突然、広くなった
場所といった方が正しいかもしれない。
そこの広くなった場所の端には宝箱が2つ、置かれていて、
中身は古びた杖と銀の剣だった。
「おおぉ~! お宝!……」
ロンが宝箱の中のお宝の杖に触れた瞬間、奥から
パッカパッカ……
と馬のひづめの音が聴こえてきて、段々とガムルらの方へと
近付いてくる。
ガムルらの前でそのひづめの音が消えたかと思うと
突然、ガムルらの目の前に馬に跨った騎士【ゴーストナイト】が
現れた。
ゴーストナイトは腰に携えている剣を抜き、ガムルらに
その剣を向けると
「宝を荒らす盗人共め! わしが成敗してくれる!」
というと突然、ガムルらに襲い掛かってきた。
「退いて!……」
ガムルの後ろにいたゾッポはガムルにそう叫んだ。
『え?……』
まるで訳がわからなかったガムルだったが危険を感じ、
咄嗟に身を避けると次の瞬間、ゾッポはゴーストナイトに
持っている杖を向け
『ライト!……』
と叫んだ。
すると、ゾッポの杖の先が光り、辺りを眩しく照らした。
ゾッポの放った光りにゴーストナイトが怯んだ隙に
「今のうちです! 態勢を立て直してください!」
ガムルにそう叫んだ。
だが、あまりにも突然のことだったのでガムルは
ゾッポの放った光りに目が眩んでいた。
ゴーストナイトと同じようにガムルもしばらくは
戦いに参加できなさそうだった。
戦いに参加できそうなのは……
ゾッポの咄嗟の動きに反応していた海賊のロンと
優子の連れているサルのキィと銀色のウルフと
光りを放った張本人のゾッポだけだった。
「戦えそうなのは私らだけですか?……」
ゾッポががっかりした顔で呟くと
「まあ。良いじゃないか…… 俺達だけでやろうぜ!
……で、どうやって、アイツ【ゴーストナイト】に
攻撃するんだ?……」
ロンは目の前の怯んでいるゴーストナイトを見ながら
ゾッポに聞いた。
「仕方がないですね…… 私らだけでやるしか
ないですね…… 奴【ゴーストナイト】には
銀製の武器や聖水で戦うしかないでしょう……
この聖水を具気に振り掛けて、戦ってください!」
ゾッポはロンに聖水を渡した。
「これを武器にかければ良いんだな……」
ロンは早速、ゾッポからもらった持っている
武器に振りかかった。
「君達も……」
ゾッポはそう言うとサルのキィと銀色のウルフに
たっぷりと聖水を振りかけ、自分も体などに
聖水をかけた。




