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ビビッとオンライン!  作者: 劉・小狼
第2章 ~仲間~
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 12

 『え?……』

 ガムルらは驚き、一斉に城の床を見た。

 アジミ王はガムルのことを見詰め、

 「ガムルよ! すまぬがこの城の地下にいる

アンデッド共を倒し、わしの王冠を取り戻して

くれぬか?……」

 ガムルに頼んだ。

 「ええぇ……」

 立場上、ガムルはアジミ王の頼みを引き受けた。

 アジミ王の前から立ち去った後、ガムルは

 「お前達はどうする?…… 一緒に来るか?」

 優子らに尋ねた。

 悩んだ末に優子らは全員、ガムルと共に

城の地下にいるアンデッド退治に向かうことにした。


 ガムルらはアンデッドに有効な”聖水”などを

買い揃えるために一旦、城下の街に出た。

 優子は街の中をガムルらと歩きながら、

 「ねぇ。お城の地下って、どんな所?……」

 ガムルに聞いた。

 優子の質問にガムルの脚は途端にぴたりと止まり、

その場に立ち止まった。

 「だ、大丈夫だから…… 大したことはないから……」

 ガムルは咄嗟に誤魔化し、何事もなかったかのように

再び、歩き出した。

 ガムルの様子がおかしいのはすぐにみんな、気が付いた。

 

 すべての物を買い揃えたガムルは

 「さあ、イクゾ!……」

 優子らと共に城の地下へと向かった。

 だが、アンデッドらがいる城の地下に行くには

城の牢屋を通らないといけなかった。

 「おい! ここから出せ!……」

 囚人らのそんな罵声の中を通り、ガムルらは

アンデッドらがいる城の地下へと向かったが

その途中、ガムルらの前にアジミ王の

2番目の王子・アマミが現れた。

 「ガムル隊長。 僕も連れて行ってください!」

 アマミ王子はガムルに自分を連れて行くように

頼み込んだ。

 大事な王子をアンデッド共がいる城の地下に

連れて行くわけにはいかなかったガムルは

 「だ、ダメです! これから行く所は

とても危険なところですから王子を

連れていく訳には……」

 アマミ王子を連れて行くのを拒否した。

 「お願いです! この事件の真実が

知りたいのです!」

 アマミ王子はしつこく、ガムルに頼み込んだ。

 ガムルが困った顔をしていると

 「良いじゃねいか! 連れて行ってやれよ!」

 そんな男の声が後ろから聴こえてきた。

 ガムルが後ろを振り返るとそこには牢屋に

入っている貫禄のある海賊【ロン】がいた。

 ロンは海賊として、大海原を暴れ回っていたが

突然、現れた怪物によって、殺されてしまい、

海が怖くなったロンは自ら、グ~王国へと

捕まりに来て、牢屋に入ったのだった。

 「お前は黙っていろ!……」

 突然、会話に割って入ってきたロンをガムルは

怖い顔をし、怒鳴り付けた。

 「へいへい……」

 ロンは素直に黙ったがじっとアマミ王子のことを

見ていた。

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