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危険をいち早く感じ取ったジョージは
「くるぜ! これを使いなぁ!……」
というとさっき、隠し通路内で拾った”雷”に似た
文字のようなモノが書かれた紙切れを優子に投げ、
いち早く、身を交わした。
ジョージから受け取った紙切れが次の瞬間、死人の森の
洞窟内で起こったと同じように優子のスマートファンが
突然、光り出した。
『な、なに?……』
優子がびっくりし、服のポケットから取り出すと
優子のスマートフォンは更に眩しく光っている。
しばらくして、その光が治まると優子のスマートフォンの
ディスプレイ画面に
『融合、OK?……』
という文字が浮かび上がっていた。
『え? なに?…… また?』
優子が戸惑っていると優子のスマートファンの
ディスプレイ画面の
『融合、OK?……』
という文字が点滅したかと思うとキィとタカエンの体も
同時に光り始めた。
すると、何処からか優子に語りかける声が……
『新しい力を……』
『な、なに?……』
優子は何が何だか、訳がわからなかったが気が付くと
いつの間にか、スマートフォンのディスプレイ画面に
浮かび上がっている『融合、OK?』の決定ボタンを
押していた。
すると、優子のスマートフォンのディスプレイの画面から
文字が消えると同時にキィとタカエンは光に包まれ、
一つの大きな光の柱になった。
次の瞬間、優子らの前に現れたのは……
銀色の甲冑に羽の付いた帽子を被り、鋭い槍【スピア】を
持った見慣れぬ青年だった。
『なんだ? この姿は?……』
槍【スピア】を持った青年は自分の姿に戸惑っていた。
キマイラは突然、自分の目の前に現れた青年を
激しく威嚇しながら、前足で攻撃を仕掛けた。
いち早く、危険を感じた青年は持っていた槍【スピア】を
軽やかに振り回し、身構えるとキマイラの攻撃を
体を沈ませながら、簡単に受け止めた。
「す、すげぇ!……」
キマイラのパワー【力】に負けてない青年に
ガムルらは驚いた。
青年はきりっとキマイラのことを睨み付けると
力を込め、一気にキマイラの前足を払い除けた。
青年は続けざまによろけるキマイラに槍【スピア】で
連続攻撃を仕掛けた。
キマイラは咄嗟の危険を感じたのか、青年の攻撃を
紙一重で交わし、後ろに素早く退き、
青年を激しく威嚇した。
青年は軽やかに槍【スピア】を振り回し、
キマイラに向かって、スピアを構えると
大きくため息を吐いた。
睨み合う両者に隙はなく、動くことができなかった。
しばらく、キマイラと睨み合った青年は
大きくため息を吐き、スピアの剣先を少し下げた。




