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だが、キマイラもパワー【力】で応戦した。
ガムルらがパワーアップにしたキマイラに
苦戦している頃……
ジョージは隠し通路の入り口を通り、
洞窟の奥へと進んでいた。
「お宝、お宝……」
ジョージが宝物を探し、奥へと進んでいると
突然、ジョージの目の前に黒いマントを纏った
優子の親友の彩が現れた。
彩を見たジョージは
「てめぇ!……」
慌てて、短剣を取り出し、身構えた。
ジョージのことを冷たく見詰めていた彩は
目を怪しく、赤く光らせた。
その彩の赤い目を見た途端、ジョージは
一歩も動くことができなくなった。
彩はジョージのことを冷たく見詰めたまま、
「お前にはまだ使い道がありそうだ!……」
といい、ジョージに怪しき呪文をかけると
その姿を一瞬にして、消し去った。
彩が消え去った後、すぐにジョージは
動けるようになった。
『な、なんだったんだ?……』
ジョージが先に進もうとすると彩がいた
辺りに一枚の紙切れみたいなモノが落ちていた。
『なんだ? これ?……』
ジョージがその紙切れみたいなモノを不思議そうに
拾い上げるとその紙切れみたいなモノには”雷”に
似た文字みたいなモノが書かれていた。
『なんだよ。お宝じゃないのかよ……』
お宝じゃない”雷”に似た文字みたいなモノが
書かれた紙切れみたいなモノを捨て、その場から
立ち去ろうとしたジョージだったが
ふと、優子らの顔が浮かんだ。
「なんだよ! なんでアイツらのことを
思い出すんだよ!……」
苛立ち、持っている”雷”に似た文字みたいなモノが
書かれた紙切れみたいなモノを再び、捨てようとした
ジョージだったが結局、捨てることができなかった。
「しょうがないなぁ……」
ジョージは”雷”に似た文字みたいなモノが書かれた
紙切れのようなモノを握り締めるとキマイラがいる所へと
舞い戻った。
ガムルらはキマイラの攻撃を防ぐものの、
キマイラのパワー【力】と火の玉の攻撃に少しずつ、
押され始めていた。
そんなとき、キマイラの前足の攻撃がキィに
ヒットしようとしたその時、キマイラの前足は
突然、キィの前でぴたりと止まった。
キマイラの頭の一つがゆっくりと後ろを振り返ると
そこには自分の武器の短剣をキマイラのお尻に目掛けて、
投げたばかりのジョージの姿があった。
「随分、苦戦をしているようだな……
手伝ってやろうか?……」
ジョージは新しい短剣を取り出し、身構えながら、
皮肉たっぷりにガムルに言った。
「お前の力なんか、借りるかよ……」
「ああぁ…… そうかよ!……」
ガムルらが言い争っている隙にキマイラはガムルらに
向け、火の玉を放とうとした。




