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『なんだ? こいつ【ゴブリン】らは?……』
ガムルとがトランプ遊びをしているゴブリンらを
そっと見詰めていると
「あいつらは番人だ!」
ジョージはそっとガムルの後ろから声を掛けた。
『え?……』
ガムルが驚き、後ろに後ずさりするとそこにあった
小枝を踏んづけてしまった。
バキッ!……
という音に気付いたゴブリンらは一斉に音がした
扉の方を見た。
ガムルと目が合ったゴブリンの一匹が
「おまえ、何者だ?……」
ガムルに声を掛けてきた。
『やばい!……』
ガムルは慌てて、少し開けていた扉を閉めた。
その後、すぐに
「侵入者だ!……」
というゴブリンの声と共に扉が開き、中から
ゴブリンらが武器を持って、ガムルらの前に
出てきた。
「すまん!俺のせいで……」
ガムルが武器を構え、優子らに謝ると
「やってしまったことは仕方がありません……
今はコイツ【ゴブリン】らを倒すことだけを
考えましょう!……」
ゾッポはそう言うと優子らはそれぞれ、武器を
構えた。
睨み合い、攻撃のチャンスを窺っているゴブリンらを
見ながら
「力を貸してくれるか?……」
ガムルはタカエンに助けを求めた。
「やっと、僕の出番か!……」
ニッコリと微笑むとタカエンは背丈ほどもある棒を
振り回すと格好良く、構えた。
中々、攻めて来ないガムルらに痺れを切らした
ゴブリンらは
「もうやっちまえ!……」
一人のゴブリンの声を合図にゴブリンらは一斉に
ガムルらに襲い掛かった。
ガムルらはそれぞれ、応戦をするものの、
ゴブリンらは素早く、よく連携が取れており、
中々、倒すことが出来ず、苦戦をした。
ガムルの後ろでガムルらの戦闘の様子を見ていた
優子は連れているサルのキィに
「彼らを手伝ってあげて!……」
というとキィは見上げ、頷くと爪と牙を剥き出し、
ゴブリンらを激しく威嚇しながら、ゴブリンらに
襲い掛かった。
キィの活躍により、ガムルらは見事にゴブリンらを
全滅させた。
「終わったか?……」
隠れ、様子を窺っていたジョージは戦闘が終わると
ガムルらの前に姿を現し、
「お宝、お宝……」
いつものようにゴブリンらがいた部屋らしき所へと
入って行った。
だが、すぐにジョージはがっかりした顔をし、
ガムルらのもとに戻ってきた。
「どうした? お宝は?……」
ガムルががっかりしているジョージに声を掛けると
「ろくなお宝がなかった…… 先を急ごうぜ!……」
がっくりと肩を落としたジョージはぼそりと
そう呟くとしょんぼりし、さらに奥へと進んでいった。
ジョージが開け広げた扉からゴブリンらがいた
部屋らしき空間の中を覗き込むと確かにジョージが
言ったとおりにろくなモノがなかった。




