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ガムルらが依頼を受けるとガンダールはガムルらに
村長からの依頼を説明した。
ガンダールは説明を終えると
「ゾッポよ! お前も道案内方々、あの方々に
付いて行きなさい!……」
弟子のゾッポにそう命じた。
『ええぇ!……』
ゾッポは嫌そうな顔をしたがガンダールは気にせず、
ガムルらと共に再び、楽しげに話し始めた。
がっくりと肩を落とし、ゾッポは諦めた。
それは優子も同じだった。
翌日。
ガムルらは村で旅支度を済ませると
「行きますよ!……」
ゾッポの道案内で村の北にある廃鉱山へと向かった。
キマイラが出るという鉱山の洞窟へと向かう途中、
ガムルらの歩く頭上からガムルらに向かって、
何か、黒い物体が振ってきた。
ガムルらがすぐに危機を察知し、それぞれ散開した。
空から降ってきたも物体対し、キィと銀色のウルフは
牙を剥き出しにし、激しく威嚇した。
『な、なんだ?……化け物か?』
その黒い物体からキィと銀色のウルフに向かって、
何かが飛び出してきた。
キィと銀色のウルフは素早く、黒い物体の攻撃を
交わすと優子の傍まで交代した。
そして、その後にガムルらの前に現れたのは……
空手着のような服に身を包んだ一人の若き青年・
タカエンだった。
「お前らはこの鉱山の洞窟に住みついている
化け物の仲間だな!…… 父の仇!ヤァ!……」
タカエンはいきなり、ガムルらに襲い掛かってきた。
『あぶない!……』
ガムルらは一斉にタカエンからの攻撃を交わし、
散開した。
牙を剥き出し、攻撃を仕掛けてきたタカエンを
キィと銀色のウルフは激しく威嚇し、今にも
タカエンに襲い掛かろうとした。
そんなキィと銀色のウルフを見て、
「化け物共め!……」
キィと銀色のウルフにターゲットを定めた
タカエンは自分と同じ背丈もある棒でキィらに
攻撃を仕掛けようとしたその時……
「やめてぇ~!……」
優子は大声で叫んだ。
優子の大声に驚き、一斉に優子のことを見詰めた。
それはまさに衝突の瞬間、優子の大声で
立ち止まったキィらも同じだった。
怖い顔で自分らのことを睨み付けている
優子に気付いたキィと銀色のウルフは慌てて、
タカエンの前から後ろへと退いた。
優子の迫力に圧倒され、はたと我に返った
タカエンは冷静さを取り戻し、
「すまない! 勘違いをしたようだ……」
武器として振り回していた背丈ほどもある棒を収め、
ガムルらに謝った。
ガムルらもタカエンに対し、深々と頭を下げ、
「こちらこそ、すまない…… 驚かせて……」
タカエンに頭を下げた。
「……それにしても父の仇とはどういうことだ?」
ガムルは改めて、タカエンに事情を訊いた。




