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ビビッとオンライン!  作者: 劉・小狼
第1章 ~始まり~
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 警備兵が戻っていったのを見送ったガムルは

 「そういう訳だ! 俺は国に戻らないと

いけなくなった。お前達はこれからどうする?……」

 優子らにこれからのことを尋ねるとジョージは

近くから取ってきた果物を頬張りながら

 「お前達と一緒にいたら、いくら命があっても

足りないぜ! 俺は好きにさせてもらうぜ!……」

 というと優子らと別れ、別の道を歩き出した。

 ガムルはまだ少し疲れた顔をしているゾッポに

 「君は?……」

 と聞くと

 「モルの村まで一緒にお供をします!」

 ゾッポはガムルと途中まで付いていくことにした。

 「じゃあ。君達は?……」

 ガムルは優子らにも聞いてきた。

 『う~ん…… どうしようかな?

行く宛てもないし…… 帰る方法も見つけないと……』

 少し考えた優子は傍にいるキィらを見ながら

 「一緒に付いて行こうかな?……」

 ガムルらと一緒に付いて行くことにした。

 それを聞いた銀色のウルフは少し哀しげな顔をし、

 「じゃあ。ここでお別れだ!」

 と優子らにいうと

 「えぇ~…… 一緒に来ないの?……」

 優子は驚いた顔で銀色のウルフのことを見詰めた。

 「ああぁ…… ここで亡くなった仲間達の

供養をしないと……」

 銀色のウルフはいつものようにクールにそういうと

優子らに背を向けた。

 「……。」

 優子らには声を掛けることができなかった。


 簡単な旅支度を整えたガムルは

 「じゃあ。出発しようか!……」

 と言い、森から離れようとした。

 「うん……」

 一旦は出発をした優子だったが数歩、歩くと

急に立ち止まり、後ろを振り返ると森の前で

優子らのことを見送っている銀色のウルフに向かって、

 「おいで!ウルフちゃん!…… 一緒に行こう!」

 声を掛けた。

 「い、いけないよ……」

 銀色のウルフが涙を堪えていると

 「おいでよ!……」

 優子はまるで愛犬を呼ぶように大きく手を広げ、

銀色のウルフのことを呼んだ。

 銀色のウルフは涙を流しながら、大きく遠吠えを

一回、吼えると大きく手を広げている優子の胸へと

飛び込んだ。

 優子はそんな銀色のウルフのことをしっかりと

抱き止めた。

 「さあ。行くか!……」

 銀色のウルフを改めて、加えたガムルらは

グ~王国に向かって、旅を始めた。

 旅を始めて、すぐに優子は銀色のウルフのことを

見詰め、指差しながら

 「これから君はウルフちゃんね!…・・・」

 というと

 「なんだよ! そのままかよ!」

 銀色のウルフが優子にツッコミを入れた。

 「じゃあ…… 銀ちゃんが良い?」

 優子がまるで犬にでも名前を付けるかのように

銀色のウルフにそう言うと銀色のウルフは

ため息をつき、

 「もう、勝手に好きなように呼んでくれ!」

 いつものようにクールに言うと優子より

少し前に小走りで歩み出た。

 だが、そんな銀色のウルフの顔はどこか、

晴れやかで嬉しそうだった。

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