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翌日。
「ただいま~!……」
学校の授業が終わり、昨日と同じように優子が家に帰ってくると
リビングには今日は弟の誠人じゃなく、仕事が休みの母親の杏子が
ソファにどっかりと座り、スマートフォンを片手にスマートフォンと
真剣ににらめっこをしていた。
『え? 今日はお母さん?……』
昨日の弟に続いて、母親までがスマートフォンとにらめっこを
しているのを見て、優子は少し呆気に取られ、驚きながら
「た、ただいま……」
母親の杏子に恐る恐る、声を掛けると優子の声に
やっと、優子の存在に気が付いた杏子はソファに座ったまま、
後ろを振り返りながら
「お帰り~!…… おやつはテーブルに
用意しているから……」
優子にそういうと再び、スマートフォンに夢中になった。
優子はキッチンで手洗いとうがいを済ませると
用意してあるおやつを頬張りながら
「一体、何をそんなに真剣にやっているの?……」
ソファに座り、真剣にスマートフォンと格闘をしている
母親の杏子に話しかけた。
杏子はスマートフォンの操作を止めると驚いた顔で
優子のことを見ながら
「え? あなた、こんなに世間の誰もが知っている
面白いオンラインのRPG【ロールプレイングゲーム】を
知らないの?……」
優子にスマートフォンの画面を見せた。
『オンラインゲーム?……』
オンラインゲームのことぐらいは優子でも少しくらいは
知識はあったが……
今、流行っているそのオンラインゲームがどんなモノか
知らず、優子は首を傾げた。
優子の母親・杏子は何も知らない優子に自分らが嵌っている
RPGのオンラインゲームのことを説明をした。
チンプンカンプンだった優子だったが弟の誠人や
母親の杏子などが嵌っているオンラインゲームは
MMORPG【マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・
ロール・プレイング・ゲーム】と言い、早く言えば、
「大規模多人数同時参加型のオンラインRPG」だとわかった。
元々はパソコンのインターネット上などで行われていた
オンラインゲームだったのだが近年の目覚しい
携帯電話の発展により、携帯電話機器でもインターネットに
気軽に接続できるようになったため、若者の間に始まり、
世間にあっという間にオンラインゲームが流行ったのだった。




