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ビビッとオンライン!  作者: 劉・小狼
第1章 ~始まり~
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 ナビはギルド場へと向かう途中、優子にこの世界での

職業のことを説明をした。

 簡単に言えば……

 自分の能力に合わせて、使える技能のようなモノだ。

 戦士の者がいたり、盗賊や魔法使いの者もいる。

 人によってはその職業を複数、所有している者もいる。

 だが、それは極めて稀【まれ】だ!

 多くの者は一つの職業で精一杯だ。


 「さあ! 着いたよ!」

 ナビは一つの古びた2階建ての建物の前で

立ち止まった。

 ナビに追い付いた目の前の建物を見上げながら

 『ここ?……』

 今にも崩れ落ちそうな建物に少したじろいだ。

 「さあ。 中で職業を決めてきて!……」

 ナビがそう言うといつの間にか、優子は

ギルド場の中にいた。

 「いらっしゃいませ!…… 何のご用ですか?」

 目の前のカウンターの奥から若い女性が優子に

話し掛けてきた。

 「ええっと……」

 優子が答えに困っていると見兼ねたナビが

優子の横に現れ、

 「この子の職業を決めに来たんだけど?……」

 カウンターの奥の女性にそう言うとカウンターの

中の女性はニコッと微笑みながら

 「職業の設定ですね? お名前は?……」

 とナビらに話し掛けてきた。

 呆然と立ち尽くしている優子に

 「名前を言って!……」

 ナビは優子に名前を言うように言った。

 『え?……』

 「ゆ、優子です!……」

 優子は慌てて、自分の名前を告げた。

 「優子さまですね!…… 何か、ご希望のご職業は

ありますか?……」

 カウンターの中の女性は優子にそう聞いてきた。

 『ご希望の職業?……』

 優子が答えに困っていると

 「お前、良い体つきをしているから戦士なんか、

良いんじゃないか?……」

 いつの間に優子の後ろに現れたのか、ジョージは

突然、そう言ってきた。

 『え?……』

 優子が驚き、後ろを振り返るとそこにはにっこりと

微笑んで立っているジョージの姿があった。

 「戦士ですね! わかりました!……」

 ジョージの声に反応したのか、カウンターの中の

女性は何か、機械らしきモノを操作し始めた。

 「ちょ、ちょっと待ってぇ!……」

 優子は慌てて、そう言ったがすでに遅く、

 「戦士として、優子さまの職業の設定は

完了しました!……」

 カウンターの中の女性は優子にそう告げると

その姿をパッと消し去った。

 『ええぇ…… 戦士…… もっと他の職業が

良かったのに……』

 瞬く間に職業を戦士に決められたことに優子は

がっくりと肩を落とした。

 「ど、どうしてくれるのよ!……」

 優子は怖い顔でジョージのことを睨もうとしたが

すでにジョージの姿は何処にもいなかった。

 『に、逃げたなぁ……』

 ジョージも逃げられた優子は再び、落ち込んだ。

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