俺氏、魔女見習いちゃんにTS転生する(絶望)
目が覚めると見慣れない場所にいることに気づいた。これは、あれだな
「知らない天井だ」
「言いたいだけでしょ」
「うぁっ!!!」
まさか返事が帰ってくるとは。しかも心を読まれてるっ!?
「君は顔に出やすいみたいだね。流石の私も普段から人の心を読むなんてことしてないさ。面白くないじゃないか」
「そうですか?初めて言われた」
少し心外だ。俺ってば完璧なポーカーフェイスのイケメンマッチョメン大丈夫。心を落ち着けろ。
「君くだらないこと考えてそうだね。まぁいいや。しかし以外だね。驚かないんだ」
「驚きましたよ、昨日?のことは」
いきなり地面から化け物が出てくるとは。そもそもあれなに?
「私が言ってるのはそれじゃないよ。本当にまだ気づいてないのかい?」
え?
「自分が少女になってることにさ」
俺が、少女に?
「声、高いだろ?」
「うん」
「手、見てみな?」
手を前に持ってくるとそこにはすべすべの柔肌がって、えぇえええッ!!
「あわわ………。TS転生ってやつですか?今の俺」
「うん。私が手がけただけはある。360度どこから見ても恥ずかしくない完璧な美少女さ」
ふむふむなるほど。
「ぎゃあああッ!!俺の体どこぉッ!?というか死んだの!?俺死んだの!?マジかよぉッ!!!ぐへぇッ!!」
「うるさいよ、君。そもそももとの君も大して体格は変わらんだろう」
ってぇ!殴ることないじゃん!!
「なんだい?不満そうに睨むんじゃない。しかたないだろう。君の元の身体は死んでしまったんだから」
「なんでっ!?なんで死んでるの!?俺!!あなたが助けてくれたじゃないですか!?」
「それなんだけどね、君の体は運んでいる途中でショック死しちゃったみたい。少しばかり刺激が強すぎたかな?」
あぁ、終わった。死んだの?俺。というか
「えっ?じゃあこの体なんなんですか!?誰の!えっ?乗っ取っちゃった!?誰かの死体!?あぁああッ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」
「うるさいやつだ。というかさっき言ったろう?その体は私が作った。お手製だ。感謝し給え」
ほっ、ならよかった。
「ん?じゃあなんで元の身体みたいに作ってくれなかったんですか?」
「え?そんなの面白くないじゃん。人生は冒険だよ。異性の身体で生きるなんてそうできる経験じゃない。望むだけ楽しめばいいさ」
お、面白くないって。そんな理由で?
「まぁ、良いですけど。え?これもう帰って良いんですか?」
戸籍とかどうなるんだろ。学校もこれじゃ通えないよなぁ。
「ちょ、ちょっと待ちなよ。あまりにも諦めが良すぎないかい?」
「まぁ、過ぎたことを悩んでもしょうがないので。それならこれからのことを考えていきたいじゃないですか?」
「まぁ、そう早合点するものじゃないよ。確かに君の体は死んだが何も戻れないとは言っていない。」
え?
「え!?戻れるんですか?やったぁっ!!」
「だから話を最後まで聞けと言ってるんだ。流石の私も死者の完全な復活は少し難しくてね。その為には素材がいるんだ」
素材集めをすれば戻れると。
「分かりました!なら俺素材?買ってきますね!!」
「だから…………。はぁ。良いかい一度君は黙って聞くんだ。合の手も、質問もするんじゃない。いいかい?これから今の君の状態を説明するよ」
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お姉さんの話をまとめるとこうだ。
お姉さんに助けられたのは3日前。俺の体はその間に作られた。
俺を襲ってきたのはデスワームというモンスターで本来地球にはいない異世界の生物らしい。ちなみに異世界は地球で有名な世界観のものが多いらしい。そこは期待しといてと言われた。
お姉さんは魔女らしい。いろんな異世界を言ったり来たりしてるとのこと。
俺の体を蘇生するために必要な素材はどうにも異世界で採れるものらしい。10個くらい言われた気がするけどよく覚えてない。
つまり、
「俺はお姉さんと一緒に異世界に旅に出ればいいってことですか?」
「少し違うね。残念ながら私は異世界に送り届けるだけさ。私の手で直接殺してしまった君には悪いがね」
「え?ならどうすればいいんですか?俺あんな化け物達と戦うなんてできませんよ?」
俺1人で異世界にいったとしても死ぬ未来しか見えない。どうしろと?
「安心しなさい。君の体は私が作ったもの。少ないが私の力が混じっている。圧倒的な力こそ得られないけど、当然魔法は使えるよ」
朗報!俺氏、魔法が使える!
「なら!早速教えてください!やっぱり最初はファイヤーボームとかですか!?よ〜し!いっぱい覚えるぞ〜!!」
魔法なんてのは男の夢だ!浪漫だ!魔法!異世界!燃えてきたっ!!
「盛り上がってるところ悪いが魔法はそう簡単に覚えられものじゃない。しかも君が覚えられるのはせいぜい2つが限度だろう。」
「………,ふた……つ……?」
2つしか覚えられないとはやっぱり異世界攻略は無理じゃないか?




