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『厨二病が痛すぎて異世界出向。 〜 おっさんの Monologue《独白》 × Causerie《囁やき》 〜 』  作者: 放浪の狼


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24/36

お店に向かったのに、気づいたら某夕方日曜6時半の世界に……

今日の24話は、

お店に向かったはずなのに、気づけば某夕方日曜6時半の世界に……

そんな、いつもの“時間が進まないあの現象・異世界版”が炸裂する回です。


みこちのたい焼きから始まって、

ころね・わため・ジプシ〜の距離がどんどん縮まっていく、

旅の準備なのに旅が進まない、いつもの掛け合い中心の回。


呼び捨ての話、食べ物の好き嫌い、

そして“みおった”のあの瞬間まで、

3人の生活感と日常のテンポがぎゅっと詰まっています。


「みこち おかえりなさい おやつあるわよ 手を洗って

たべなさい」


「ふぉ〜〜〜〜~ たい焼きだぁ〜 うんうん 絶対に裏切らない

おやつだよねぇ〜〜〜〜〜」


「それで あのジプシ〜君だっけ? あの子の事は対応は

どうしたの?」


「マジックバッグは あまりにうるさいから異世界の人に

あわせて 同じようにしてきたよぉ〜」


「他のことはどうしたの? 他にもなんかやらないとって

いってたじゃない?」


「はっ? わぁ〜す〜れぇ〜たぁ~ あぁ~どうしようぉ〜

おやつのたい焼きが 気になりすぎて頭から消えてた(笑)」


「もうしょうがないわねぇ〜 ならまたあの子達にお使い

いざとなったら 頼めばいいんじゃない いまでも陰から

見守ってはいるんでしょ?」


「「だけどねぇ〜、たのむとねぇ〜、あとあとが……」


「それは、おやつ気にしすぎて忘れたあなたが悪いんだから、あきらめなさい」


「でもほんとどうしようっかなぁ〜? 他にもいろいろあるんだけどなぁ〜。まぁ少しずつでいいかぁ〜。

旅先でちゃんと広めておくように、異世界に送る前に言ってあるし。様子見に行きがてら、その時その時めんどくさいけど、おっさんの相手すれば」


「ぶぇっくしょ〜〜〜〜〜い! うぅ〜……誰だぁ〜、人の噂してやがるのはぁ〜」


「ジプシ〜さん、どうしました? 風邪でもひかれましたか? それともどこか具合でも?」


「あぁ〜心配かけてごめんね。風邪ではないと思うよ。多分、どっかの誰かさんが俺のこと噂程度に話してたから、そのせいでくしゃみが出たんだと思う」


「そうだったんですねぇ〜。何か病気になったかと心配しました。こちらは早々に薬がいつでも手に入る環境じゃないので、お医者さんに見てもらうにもいろいろとかかりますし」


「あぁ〜、あと“さん”とか付けないで呼んでくれないかなぁ〜?

自分もそこまでたいしていろいろとできた奴じゃないし、気軽に名前だけで呼んでくれるとありがたいかな?

自分が子供の頃よく見てた──こっちでいうと紙芝居になるのかな?

そんな感じのものがあって、そこに出てくる主人公が普段はね、だらしなくて、女の子に目がなくて、でもいざとなるとかっこいい主人公がいて。

その主人公がいつも呼び捨てで呼ばれてて、それに憧れがあってね。

できれば俺もそんな風に呼び捨てで呼んでくれたら嬉しいかな」


「女の子に目がない主人公ねぇ〜……

どっかの誰さんみたいねぇ〜(笑)」


「どっかの誰かさんて、他に誰がいるのよぉ〜(笑)」


「いやいやいや、そんな……俺はもっと紳士的なはずだぞ。うん、間違いなく」


「なら、その“紳士的”っていう人が──

おばぁちゃんの家で羊のミルクって言った時に、

わための双丘をじ〜っと見てたのは……どう説明するのかなぁ〜?(笑)」


「ころね……気づいてても、そういうこと言わないのぉ〜……

わたしまで恥ずかしくなるでしょ〜……(*´∀`*)」


「いやいやいやいやいや!

あれは……その……視線の行き場が迷子になっただけで……!」


「なら……ジプシ〜? でいい?

なんか年上を呼び捨てにするってのも慣れないけど、本人がそれでもいいならそうするけど……あとから怒らない?」


「怒らないよぉ〜(笑)

怒る理由がないじゃない。こっちから逆にお願いしてるんだから、その方が俺も気楽でいいしね」


「なら、あとは次にどこへ向かうのか決めながら、それにあわせて買い物もしましょうかぁ〜」


「わため〜、わたしもそれに賛成〜。

ジプシ〜も女神様からマジックバッグもらったし、これでちょっとは持てる荷物も増えるしね。

いろいろ買い込めるね。

ただ女神様が女神様だから……いろいろと不安なこと多いけどね(笑)」


「もぅ、ころねったらぁ〜。

どこで見てるかわかんないんだから。

ジプシ〜みたく今度会った時になんて言われるか……

言われるだけならまだしも、お仕置きされるかもしれないわよ〜」


「へいきっへいきっ。

どっちがSめる側で、どっちがMもる側か──

あつい話し交わしたんだから、そんな簡単にいろいろならないって(笑)

深夜のあの時間に、あれだけ話したんだから(笑)」


「じゃ〜お店向かいましょうかぁ〜。

まずは、もらったバッグがどこまで入るのか……ちょっと気になるし」


「そうなると、ころね、わため──まず何が必要なんだ?

いちおう俺もそういった研究資料読んでて、おおよそは分かってるんだが……

いざ実際にってなると、2人の方が詳しいと思うから」

(さすがにラノベが資料ですとは言えないしな……(;一_一))


「なら、普通は干し肉とか乾いたもの中心に買っておくのね。

でもそれだけだと飽きちゃうから、最初は生の果物とかも買って、なるべく大事に食べて長持ちさせて……

それでどうしてもってなったら乾いた食材にして、次の街に着いたらまた新鮮なものを買って──

その繰り返しで旅はしてるのよ」


「そうなんですねぇ〜。やっぱり食べ物とかはそうなるんですね。

ちなみに、お二人は好きな物だったり嫌いなものはあるんですか?」


「わたしは特にこれといってないかなぁ〜?

……わためはあるよねぇ〜? ( ̄ー ̄)ニヤリ」


「ころねぇ〜……何よその顔はぁ〜。

誰にだって1つや2つ嫌いなものがあるんですぅ〜。

それが、わたしはにっくき“あの緑の物体”だっただけですぅ〜……。・゜・(ノ∀`)・゜・。

それを言ったら、ころねだってあるじゃないかぁ〜。おばぁちゃんがせっかく採ってきてくれた

虫の料理──食べた瞬間に“みおった”じゃないかぁ〜 ジプシ〜は何かある〜?」


「自分は、いろいろありすぎて……例えば甘すぎるものとか、味の濃すぎるもの、あとは香りがやたら強いものとか……そういうのが苦手ですねぇ〜」


「そうなのねぇ〜。甘いものが苦手なんてかわいそうに。

もしどうしても無理な時は言ってね。代わりに食べてあげるから」


「ころねぇ〜……自分が食べたいからってぇ〜(笑)

香りの強いものって言ったけど、具体的には何かあるの?」


「特にこれといってなんですが……しいてあげるなら香草っていうんですか?

あの系統が苦手なものが多いですねぇ〜」


「なら、嫌いなものを買って旅が途中で嫌になってもだし……

嫌いなものは外す方向で買い物行こうか」


「かといって好きな物だけ買って病気になってもだし……

そこいらはうまく調整して買い物しないとだね」


「じゃ〜お店に行きますかぁ〜。

とはいうものの、自分は詳しくないので……お二人のあとを着いていっていいですか?」


「そうだね。初めてのお使いでジプシ〜だけお買い物頼んでもいいんだけど……

今回はいろいろとお店の説明も必要だから、いっしょに行こうか」


「わためぇ〜、どこから周ったほうがいいと思う〜?

何か“ここから”っていうのあるかなぁ〜?」


「う〜ん……あんまり気にしなくていいんじゃないかなぁ〜?

3人ともマジックバッグ今回はあるから、よほどの量買わなければ持てなくなるって事もないだろうしね」


「そうと決まれば順番にお店見て周りますかぁ〜。

今日はゆっくり見れるし、好きな物買えそうだねぇ〜」


「だねぇ〜。

おばぁちゃんと買い物行くと、ほんとに必要なものしか買えなかったから……楽しみだねぇ〜」


           ───立秋/幾望/先負/一白水星/未の刻/晴光───


次回 屋台はすぐそこっ!!でも着けないっ(泣) へ続く


今回の24話は、

お店に向かったはずなのに、気づいたら某夕方日曜6時半の世界に……

そんな、いつもの“時間が進まないあの現象・異世界版”がしっかり発動した回でした。


呼び捨ての距離が縮まって、

ころねの“みおった”が炸裂して、

わための照れがかわいくて、

ジプシ〜の慌てっぷりも安定してて、


気づけばまた、会話だけで旅が進んでいくいつもの流れに。


でもそれがこの作品の“らしさ”で、

3人の生活感と旅の空気がいちばん濃くなる瞬間でもあるんだよね。


次こそは……たぶん……お店に着くはず。

いいや着いてみせる、必ず着いてみせるさっ!!


作者さぁ〜ん……ほんとに着けますよねぇ〜?……。


また調整よろしくねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。


ご案内の語り部は、次回 またあなたを特等席へ。

どんな誘いになるのか、次の Causerie (物語)をお待ちいただければ幸いです。


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