第13話 炭の恐竜
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ハンマー頭がきた時のために念気は強くなる特訓を考えていたが、仕事になり出動した。
非正規団員の彼は遠くにいって仕事をすることがあり、今回は実歌山の中心地 炭鍋へいった。
「あんたか」
若い男性が炭鍋に着いた念気に声をかけた。
「家電量販店のアルバイト」
見たことがある顔だが紫の団員服姿で黒いブーツを履いていた。
「梅武 令太だ。実歌山の団員だが奈寺で生活するためにアルバイトをしてる」
男は自己紹介をした。
「家電量販店をやめたから奈寺で生活する金を稼ぐために故郷の事件を解決しにきた」
令太が故郷にきたのは出稼ぎだった。
「あんたは観光じゃなさそうだな」
故郷が観光向きではないことを知っており、念気から観光といううわついた感じがなかった。
「恐竜の魔物退治にきた」
「おれと同じか!?」
「えっ!?」
同じ仕事で二人は驚いた。
「それなら一緒に仕事をしよう」
家電量販店の事件を解決した男なので誘う。
「そうだな」
実歌山の出身者なので、よく知らない念気は組むことにした。
二人は恐竜の魔物が現れた街に向かい、暴れている人間くらいの大きさの魔物を見た。
「あいつだ!!」
念気は魔物を指さした。
黒い炭のような肌で首が長くて頭に長い一本の角がある。四足歩行で長い尾を振って破壊している。
「サウルスミだ!!」
令太は魔物のことを知っていた。
サウルスミが口を開けると喉に小さな炎があり、コンビニなどを襲う。大量の酒を飲みながら火を吐き、喉の炎は大きくなった。
勢いよく黒い煙を吐き、浴びた人間は黒コゲになって死んだ。サウルスミは黒コゲの死体を食べた。
死体を食べ終え、放置されているマグロを見つけて、黒い煙を吐いて黒コゲにした。
長い首を伸ばして、マグロを食べる。死体よりうまそうに食べ、黒コゲの表面ごと熱が通っている肉をかんでいる。
「早く退治しないと!!」
熱くて黒い煙は空気を消しており、少し苦しいので念気は両手にオーラをまとい、銀色にしてサウルスミに向かっていく。マグロに夢中で敵に気づいていないのでチョップをした。
「かたい!!」
サウルスミの体は頑丈でチョップがきかない。食事の邪魔をされたので魔物は怒り、最後にとっておいた熱が通ってとろけている脳天を食べて念気に殺意を向けた。
黒い煙を吐き、念気は浴びてしまった。
「ぐああっ! あつい!」
彼は黒コゲになり、空気が消えて苦しみ、動きが悪くなった。
念気を見て笑うような仕草をして、長い首を振り、頭の角でぶっとばした。
「うわっ!!」
体と同じかたい角で念気は飛び、地面を転がった。
「念気!!」
令太は倒れている念気に駆け寄り、サウルスミは逃げる。角で空間に大きな穴をあけ、その穴を通った。
「オーラ!!」
念気はオーラでダメージを回復して立ちあがった。
「いくぞ!! 令太!!」
「おおっ!!」
二人はサウルスミを追いかけて、穴を通った。二人が通ると穴は閉じた。
「森?」
迷いそうな森で念気は周りを見た。
「ここは炭魔仙の森だ」
「炭魔仙の森?」
知っている令太が説明する。
「和風ドワーフが上等な炭を作る炭鍋の別空間だ」
上等な炭になる木がたくさんあり、長寿の和風ドワーフの職人技で上等な炭ができ、貴族やセレブの料理人も利用している。
日桜皇国にもドワーフはいるが、外国のドワーフと違って妖怪扱いだった。
「またきたぞ!!」
「炭を守れ!!」
サウルスミは和風ドワーフの工房を襲った。和風ドワーフは外国のドワーフと同じ見た目で髪とヒゲが灰色や黒の違いがあり、作務衣姿だった。
サウルスミの名前は恐竜のサウルスと炭です。
「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」と「非正規団員の小事件集」も連載中です。




