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第10話 水勝負プール

 キックを胸部にくらい、妃水は沙姫を斬ることができなかった。


「ぐっ!!」


 乳房がクッションになってキックのダメージは少ないが、かたい粘液なので倒れて体を打った。朝奈は両足にオーラをまとい、粘液に着地しても浮くことができ滑らない。


「朝奈さん!!」


 助けがきたので沙姫は喜んだ。


「遅くなってごめん!!」


 朝奈は謝って構えた。沙姫を招待する話を聞いていたので妃水のことを信じていなかった彼女はここにきた。

 きて正解で沙姫を助けることができた。


「おのれ!! 朝奈!!」


 キックで邪魔をしたので彼女は怒って立ちあがった。


「邪魔をするのなら、あんたも殺してやる!!」


 沙姫を守る朝奈のこともよく思っていないので斬りかかる。朝奈は剣をかわし、妃水を殴る。

 さらに怒って剣を振りまわしても素人の動きなのでかわせる。

 朝奈は両手と両腕にオーラをまとっており、ムチャクチャな動きの剣を弾いてパンチとキックを当てている。


「てい!!」


 妃水の後ろに移動してスープレックスをし、かたい粘液にたたきつけた。


「おのれ!!」


 かたくても粘液がクッションになり、ダメージが少なくて立ちあがった。


「すごい」


 強いのは分かっていたが、沙姫は朝奈の強さに見とれている。

 剣をかわして弾く朝奈のパンチとキックをくらい、妃水は下がった。朝奈はジャンプをしてキックをし、敵をふっとばした。


「くっ!!」


 体が少し沈み、立ちあがって朝奈を睨んだ。朝奈はさらに攻撃しようとする。


「もうやめた!!」


 沙姫を殺すことと戦闘をやめて敵は潜った。


「えっ!?」


 驚いて朝奈は潜ろうとしたが、かたい粘液を進むのは無理で彼女は消えていた。

 プールの底に脱出通路があり、潜った妃水はそこを通って逃げた。粘液が逃げる時間を稼ぎ、彼女がいなくなって水に戻った。


「まあいい」


 沙姫の安全を優先し、泳いで彼女に近づいた。


「助けてくれてありがとうございます、朝奈さん」


 命の恩人にお礼をいった。

 妃水はいろいろな罪で指名手配になった。


 ◇


 沙姫殺人未遂事件後。


「あの人、なにかすると思ってたよ」


 妃水が指名手配になったのでメスジカ倶楽部では女性従業員達が彼女の悪口をいっていた。評判が悪くてクビになった犯罪者なのでいくらでもいえる。


「沙姫。だいじょうぶ?」


 休んでいた沙姫は出勤しており、従業員と客達は心配して声をかけていた。


「はい。もうだいじょうぶです」


 殺されそうになってショックはあったが、メスジカ倶楽部の人気者なので乗り越えており、いつもの彼女だった。


「よかった」


 元気な沙姫を見て、朝奈は喜んだ。彼女を助けたことで女性従業員達と話すことが増え、交友関係がよくなった。

 そして沙姫は命の恩人のように強くなりたいので朝奈と深い関係になった。













 沙姫が友達になりました。

 「美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者」と「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」と「非正規団員の小事件集」も連載中です。

 

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